アニメ・コミック

2009年4月26日 (日)

輪島に「永井豪記念館」誕生!!

090426_002653 漫画界の伝説の巨匠「永井豪」が石川県の出身ってご存知でしょうか。
このたび永井豪の生まれ故郷、奥能登の輪島に「永井豪記念館」が開館しました。「デビルマン」「マジンガーZ」など僕らが子供のころ夢と感動を与えてくれた永井豪氏のキャラクターが一同に集まっている豪華な博物館の誕生です。
永井氏の数々の作品のヒストリーやグッズ、150枚もの原画、そして1/9スケールのマジンガーZなど、氏の硬軟おりまぜた魅力あふれるパラダイス?です。
開館当日の25日には、九州から東北まで、たくさんのファンが行列を作って待ち望んでくれてたようです。ジャパニメーションの始祖の一翼として世界に君臨する巨匠の記念館は、世界中から集客が望めるのかもしれません。
しかし永井氏の師匠である石ノ森章太郎氏の宮城県石巻市の記念館より、規模からいってかなり小さいし、また奥能登輪島へのアクセスも少々キツイものがあります。僕でもおいそれと行けません。
またその石ノ森章太郎氏の石巻最寄の、JR仙石線には石ノ森キャラクター電車が走ってますし、隣の富山県JR氷見線には、地元の巨匠藤子不二雄にちなんでドラえもん列車なども走行しています。我が永井豪氏のためには、JR七尾線やのと鉄道に、永井豪列車を走らせるほどの気概がないとダメですね。
この記念館を、輪島塗など地元の伝統工芸と地域文化との融合と、交流人口のアップを自治体が期待するなら、もう一段の工夫が必要だとも思います。なにしろせっかくのプランなんで、ぜひとも成功してほしいです。僕も近いうちになんとしても訪れたいと思っています。

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2009年4月25日 (土)

レッドクリフ Part2 やっと観ましたよ!

090426_002605 レッドクリフ Part2、やっと見てきました。公開2週間目の週末は、そこそこの入りでしたがやはり50人くらい。金沢でのシネコン第一号のワーナーマイカルシネマズ御経塚でしたが、ここ数年で郊外のショッピングセンターが林立し、そこここでシネコンが過剰に劇場数を増やしたんで、分散したかこの程度の入りかということで。
ネタバレは避けるので中身については多くは語りませんが、エキストラ動員数はかなりのものだけど、やはりCGがココまで可能になって初めて作ることが出来た作品には違いないですね。しかし今回は火というか爆発をこれでどうだ!!というくらい多用してて、見てるこっちが心配するくらい迫力がありました。Part2は両軍陣を敷いてから2~3日後の決戦までを描いてるんで、バックボーンを語る必要がなく長時間戦闘シーンに費やせるんで、津波のように何度も繰り返される戦いに息を呑みましたね。
ただ、ありえないだろ!っていうツッコミしたいシーンやエピソードはたくさんありましたが、三国志演義自体まぁそんなもんだから、どれが正解、とは言えないんでヨシとしますか。けど、やっぱりリン・チーリンは美しいですね☆

三国志といえば、マンガ作品も多いですが、20年以上前から細々と、パロディ4コマを描いてる白井恵理子氏の新作が今月出ました。しかもレッドクリフPart2ネタを早くも満載して。だから、映画を見た後でないとバリバリネタバレなんで気をつけてくださいw。

劉備くん 青天の赤壁 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

劉備くん 青天の赤壁 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

著者:白井恵理子

劉備くん 青天の赤壁 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

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2009年2月11日 (水)

「ガラスの仮面」、新刊やっと出たw

久しぶりのマンガネタに、「ガラスの仮面」をピックアップしました。もう、連載が始まって30年以上。このたび、全国の老若男女のファン待望の新刊、43巻が出たのです。
老若男女といいましたが、僕の80過ぎの母親もファンだからです。以前新橋演舞場で大竹しのぶ主演で舞台化されたのを、キップをプレゼントしたんですが、それはいつの頃だったか忘れましたw。
白泉社の「花とゆめ」で活発に連載されていたころは、その大胆な展開に多くの読者が毎号心待ちにしていて、白泉社は美内すずえに支えられたと言っても過言でなかったけど、物語が煮詰まると、遅筆もはなはだしく、いつのまにか連載中断でずっときてしまいました。前回42巻は4年前、41巻に至ると前世紀の10年前の刊行です。
数ヶ月前、NHKBSの「マンガのゲンバ」に美内すずえ氏が出演して言ってましたが、雑誌連載原稿をすべて書き直して単行本化するということ。だから連載で姫川亜弓が失明の危機だったのに、単行本ではなかったことになったりしてますw。
エンディングはとっくに決めてあるとか、書き直しを繰り返したりとか、言い訳や最後まで書きとおすと宣言はしてますが、今回の43巻の帯にもあるように、かの世界の蜷川幸雄ですら心配して「いつまでも待たせないで!」って言ってますw。
30年も経つと、桜小路君が「マジ」って言ったり、連載当初なかったはずの携帯電話を使ってたりすると、とても違和感を感じましたねww。結局43巻でも北島マヤは阿古夜の気持ちを少し掴んだだけ。とてもストーリーが進んだとは思えません。「ガラスの仮面」の完結を夢見て鬼籍に入ったファンは数知れないでしょう。僕の母にもそんな目に合わせないでほしいと思いますw。どうかひとつよろしく!!


ガラスの仮面(43)
Garasu43

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2009年2月 7日 (土)

「20世紀少年」第二章!

週末にやっと時間が取れたので、第一章を観たからには、行かないわけにいかない「20世紀少年 第二章」の映画を観にでかけた。
今回は一言でいうと、よくぞ2時間で詰めに詰めたなぁ、という感じ。そのため第一章ではこだわった原作の忠実度も、若干異なった構成になったけど、それでもスピーディーに展開するストーリーに映画としてのまとまりと、役者たちの演技が濃縮されて、全く違和感なく最後まで目を放せなかった。普通ここまでやると、あまりの省略から編集のツギハギ感と、役者の淡白感がどうしても気になったりするけれど、サスガ堤監督とうならさせられたと思う。それに脚本に原作者がタッチしていたのもいい結果だったのかも知れない。
それでも原作を尊重してるところは随所にあり、役者たちのメイクはもちろん、しぐさまでもがマンガのコマから出てきたような幻想にかられるくらいだった。
第一章では忠実に徹した堤監督も、今回はさりげない遊び心をしのばせてくれてうれしくなった。「ごくせん」やネームプレートなど、いくつも気がついたよ。
しかしこの「ともだち」。まるで浦沢直樹や長崎尚志が現代の世相をそれこそ予言してたかのように、この先が見えない混沌とした世界にあって、彼のようなカリスマが出てきたら一気に人々の心が惑わされてしまうだろう、という危険な暗部を象徴してるようだった。特に最後の○○なシーンでは久しぶりに戦慄を覚え、このリーダー不在の時、これを見て誰かがマネしないか変な心配もした。マンガ原作は読んでて知ってた部分だが、映画で改めてビジュアル化されると、圧倒的な迫力で見るものにそんな不安を掻き立てさせる、堤ワールドのパワーに恐れ入ったw。
あまりネタバレはいかんけども、マンガを読まずに初めて作品を目にしてる人には、続きが気になってしょうがないだろう展開になっている。主役であるはずのケンヂの唐沢寿明も今回はほとんど出てないしね。最終第三章「ぼくらの旗」は8月末公開。ちょっと時間がかなり空くなぁ。

20世紀少年―本格科学冒険漫画 (22) (ビッグコミックス) Book 20世紀少年―本格科学冒険漫画 (22) (ビッグコミックス)

著者:浦沢 直樹
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2008年8月27日 (水)

「ずんだもち」にチャレンジ!

Img_90518s 今日は久しぶりに新しい料理にチャレンジしてみる。と言っても仙台名物「ずんだもち」だがね。
永く講談社「モーニング」で連載を持ってた4コマ漫画家須賀原洋行が、自分の家族の日々の生活を題材に日記コミックを連載中。3度に亘ってその発表の場を代え、今は「よしえサン日記」として先月2巻目が出た。奥さんのオマヌケぶりと子供たちの成長がとてもおもしろくてほほえましい。
Img_90521s さてその中に、料理好きの作者がお手軽な「ずんだもち」の作り方を紹介してくれた。
学生時代に仙台に居たが、「ずんだもち」など当時全く口にしてなかった。数年前久しぶりに仙台に行って初めて食べた感動が忘れられず、それで思い切って挑戦したよ。

枝豆は冷凍のもので充分。作者は一家5人なので、量はその半分で作る。一人ではちょっと多いが、あまり少ない量では却って作りづらい。
一袋400gの枝豆を早速解凍。このために買ったすり鉢に豆をむき出しておく。
Img_90525s もち米は一合。僕は電子レンジでいつも炊いてるから、同じ要領で。もち米は水を吸いやすいから洗ってすぐに炊く。
炊けたらすぐに突きだす。自力で米から餅にするのは初めてだが、だんだん粘り気がでてまとまってくるとなかなかおもしろい。乗ってくると、涼しくなったとはいえ汗がでてきたw。あまり突き過ぎると食感がおちるのでこのくらいにしとく。
Img_90527s 枝豆は、砂糖100gをお湯100ccで溶かした砂糖水を少しずつ混ぜながら砕いていく。なかなかすりつぶすまでいかなく、ちょっとずつ砕きながら、というのがうまくいかないw。けっこう豆の形が残ったままだが、これくらいの粗いので充分だそうだ。
餅をテキトーな大きさに分けたら6つくらいになって、その上にずんだをかけて完成!
Img_90528s ちょっと砂糖水が多すぎたか、水っぽい汁が余分になったが、見た目はうまそうだ。マンガでも子供たちがメチャメチャうまい!って。
んでさっそく、食べてみると、これがまたウマイ! 仙台で食べた味と同じだ、ってまぁ誰が作ってもそう変わらないもんだろうけどね。
しかしさすがに、一人で甘~い一合もの餅を食べてると、最後のほうはもうウェって感じになってきたw。やっぱり多すぎたな。

でも手軽に簡単にテキトーに作れる「ずんだもち」。仙台名物をご家庭みんなでチャレンジしてみてください。それと日常のみんなの(あるある)体験ができる「よしえサン日記」もおもしろいよ。


実在ニョーボよしえサン日記(2) (バンブー・コミックス) Book 実在ニョーボよしえサン日記(2) (バンブー・コミックス)

著者:須賀原 洋行
販売元:竹書房
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2008年8月23日 (土)

手塚治虫漫画全集ストラップ★

R0010407s ここんとこドタバタ続きや遅くまで帰れなかったから、久しぶりに書店に寄ったら、こんなの販売してました。
手塚治虫生誕80年記念?のストラップですが、講談社の手塚治虫漫画全集のカバーをあしらったミニミニコミック。たて60mmよこ40mmほどの小さい単行本がホンモノそのままの内容でそのまま読めちゃう。税込み367円でホンモノより安く単行本が読める?とあって3冊も衝動買いしてしまいましたw。
しかし文字もそのまま小さいので、やはり読みにくいですねw。携帯ストラップにするには大きいし、もったいないです。やっぱり保存用でストッカー行きでしょうか。
やはり手塚治虫は偉大な漫画家で、今でも神様です。この方が突然なくなったのは平成になってすぐ。そういや20年たちましたね。あの頃はビデオレンタル店に勤めてて、昭和天皇崩御の忙しさのパニックから抜け出せてないままの突然の訃報に、アニメビデオの手塚コーナーを追悼モードに作り換えるのもつらかったのを覚えてます。
今改めて手塚治虫の偉業を偲んで、この珍しいストラップを探してみてください。

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2008年5月23日 (金)

積読コミック解禁! 2

メディアファクトリーの「コミックフラッパー」はご存知だろうか。数年前に創刊された、ちょっとマイナーな月刊誌だ。発刊当初は、白泉社から移った和田慎二の超少女明日香や、新谷かおるの新連載、島本和彦のスカルマンなど有名どころも多かったので毎月購入していたが、マイナー好きの僕の琴線にふれる作家も多く、ほとんどの掲載作がおもしろく楽しませてくれた。中でもアフタヌーンで「菫画報」を発表、その独特のヘタウマタッチでなぜか物語にぐんと引き込む力のある小原慎司「二十面相の娘」は群を抜いていた。
両親を失い、それによって財産目当てに叔父夫婦から命も狙われた家庭生活から、二十面相に「盗まれる」ことによって救い出された主人公の少女チコ。尊敬するおじさん=二十面相との衝撃と驚きに満ちた冒険の日々が始まった!
世界を又に駆けた"どろぼう"の旅は、ルパン三世とともに暮らす願いのかなったクラリスのようでもある。しかし敵の多い二十面相の過去の謎とともに、行方不明となった彼を追いかけるチコと仲間たちの冒険は、度重なる危険の中意外なクライマックスを迎えた。
8巻で終わった本編の魅力に、今フジテレビで深夜アニメが放送中。しかしここ地方では観させてくれない。あまりの人気に、二十面相とチコが繰り広げた冒険の日々を描く番外編「二十面相の娘 うつしよの夜」が今連載中。このたび1巻が上梓された。
ストーリーとタッチにフシギな魅力を醸し出す、小原慎司の作品に、あなたも触れてみてください!


二十面相の娘 うつしよの夜1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

二十面相の娘 うつしよの夜1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

著者:小原愼司

二十面相の娘 うつしよの夜1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

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2008年5月22日 (木)

積読コミック解禁! 1

久しぶりに、マンガネタをお届けします。と言っても、一回目は歴史物になってしまいますがw。
「六三四の剣」などでも有名な村上もとか「JIN-仁-」。永くビッグコミックオリジナルで「RON-龍-」を連載していた後、主力をこちらにシフトしたスーパージャンプ掲載の人気作品(タイトルの構造が一緒。彼の連作の意識を思わせる)。幕末へタイムスリップした現代の医師が、危ういバランスの中自分の医による居場所を得、奇跡的な現代医療を器材のない当時の技術を越えてなしとげ、歴史の重要人物と絡みながら己のこの時代での生き方を模索するヒューマンストーリー。
並み居る医学界の監修に頼るとは言え、最新11巻の帯には、かの解剖学者養老孟司氏の推薦をもらうほど、確かな医学・歴史学の考証がある。これほどに緻密な医療描写と幕末の背景に、もちろん手塚治虫ブラックジャック陽だまりの樹がオーバーラップする。
安易なヒューマンストーリーマンガが相次いでドラマ化される中で、この作品が話題に上らないのはおかしいくらいだ。ぜひ再現は難しいだろうがどこかでやってほしい!
しかしストーリーは、11巻のラストで意外な局面を迎えた。この時代で生抜く覚悟をせっかく決めた主人公なのに・・・。連載は読まないようにしてるが、もしかしてラストが近づいているかも知れない。



JIN(仁) 第11巻 (11) (ジャンプコミックスデラックス)

JIN(仁) 第11巻 (11) (ジャンプコミックスデラックス)

著者:村上 もとか

JIN(仁) 第11巻 (11) (ジャンプコミックスデラックス)

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2008年4月15日 (火)

「花衣夢衣」

Img_27728s ドロドロ愛憎劇で有名な東海テレビの昼ドラ(月~金13:30-14:00)の今期は、「花衣夢衣」。いつも会社で遅めの昼食の時間に、畳の食堂でずっとハマッて観てしまっている昼ドラ。
今回は双子の主人公の姉が、加賀友禅の修行で金沢が舞台となる。そして今週いよいよ金沢編が始まった。
戦後まもない時代に貧しい画家の家に育った二人が数奇な運命に翻弄される、人間の「業」と「情」を描くストーリー。漫画家生活40年の津雲むつみが原作の愛と人間のドラマだ。加賀友禅という「和」のテイストがこれからふんだんに取り入れられる、華麗な物語にもなるという。津雲むつみの作品は、「風の輪舞」でも東海テレビに昼ドラ化されている。
主人公の双子は、前半は本当の双子の女優。後半は姉妹の女優のダブルキャスト。金沢が舞台となり、これから本格的に物語が展開していく。
最近は金沢、というか石川が舞台の作品も増えている。能登半島地震からの復興もテーマの、金沢出身女優、田中美里主演の映画、「能登の花ヨメ」もいよいよ公開間近だ。石川も他地区に負けず、フイルムコミッションが充実している。観光だけでなく、ドラマロケも台湾のテレビなど来ている。これからもどんどん映しに来てほしい。写真は、加賀友禅のってなかったから、百万石まつりのミス百万石をどうぞw。

花衣夢衣 (1) Book 花衣夢衣 (1)

著者:津雲 むつみ
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2008年3月15日 (土)

みなもと太郎大先生!

Img_78232s 以前に紹介した、みなもと太郎先生の「風雲児たち」。25年以上前から連載が始まり、連載誌の休刊、中断など紆余曲折あり、現在はリイド社「コミック乱」に連載中です。幕末を描きたいがために、その騒乱の大本である関ヶ原から書き出した、壮大な歴史大河ギャグロマン!単行本も潮出版社版40巻、リイド社版12巻を数えています。
現在の連載は、日米修好通商条約締結の勅許を朝廷から拒否されるところ。
その作者であるみなもと太郎氏は、自費出版で風雲児たち外伝を何冊も刊行されている。つまりコミケに出すサークル同人誌ってわけね。永年コミケにも出展されてるが、僕ら地方者としては通販していただけるのがありがたい。上京したとき、まんがの森とかで販売してるのを買ったこともあるが、久しぶりに通販購入してみた。
前回(5年以上前かな)もそうだったが、先生自ら梱包、宛名書きもされ、直筆イラストもいただいた。今回はなんとサイン入りの大きなイラスト!もちろん直筆である。勅許拒否で大慌ての堀田正睦だ。大河「篤姫」なら、この後出てくる辰巳琢郎だ。
連載でお忙しい身なのに、全国からの注文に丁寧にお応えいただく、その姿勢に恐縮します。どうかぜひお命の続く限り続けていただき、最後にはちゃんと完結してほしいと思いますww。

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2008年2月23日 (土)

オリゼーがやって来た!

Img_77557s マンガ「もやしもん」6巻出ました!
今回は限定版、オリゼーのぬいぐるみ付き!
予約してなかったんだけど、書店でフリー在庫があったので思わず買ってしまった。でも差額1,800円くらいだし、よかったと思う。開けてみると、透明ブックカバー(ロゴ入り)も入っててお得☆
しかもマンガ本体のカバーが、ノーマル版と違う。こりゃもひとつ買えってことか?商売上手だな。買わんけどw。
「もやしもん」は連載読んでないから、この単行本が特に楽しみで待ってる作品。酵母など細菌ものだから、同じネイチャー繋がり?ということで、取引先の仲良くさせてもらってる印刷オペ、虫マニアのY氏に紹介したらハマってくれた。
アニメもしてるようだが、こんな田舎ではやってくれないので見られないww。
今日は強風で明日早起きとなってしまったけど、オリゼー抱いて寝るか??



もやしもん 6―TALES OF AGRICULTURE (6) (イブニングKC)

もやしもん 6―TALES OF AGRICULTURE (6) (イブニングKC)

著者:石川 雅之

もやしもん 6―TALES OF AGRICULTURE (6) (イブニングKC)

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2008年2月 6日 (水)

センスオブワンダー

パタリロがまた新しいシリーズを出したよ。「ビストロ温泉パタリロ!」。少女マンガ界に燦然と輝く長期連載コミック「パタリロ!」。本連載は80巻を数えるけど、作者も飽きてきたか、アナザーストーリーのシリーズも増えてきた。「パタリロ西遊記!」や「パタリロ源氏物語!」などだ。本連載も続けてほしいが、今回の「ビストロ・・」も面白い。
魔夜峰央のもう一つの得意分野、妖怪変化の奇怪なムードもふんだんに取り入れ、「家政夫パタリロ!」で培った[アラファト家政婦派出協会]での経験を生かして、先輩家政婦の「おクマさん」と開いた「ビストロ温泉」。[ビストロ(パリ風のこじゃれた居酒屋?)]と[温泉]がどう繋がるのか?、本編を見てもらいたいが、まぁそこで起こるフシギな現象と相変わらずのドタバタ。最近、なにも考えずにカラカラ笑えるマンガも少なくなってきてるが、魔夜峰央が長年健在なのは、まさに「センスオブワンダー」、つまりオドロキである(本編引用w)。いやいやそんな中でも光る教養と薀蓄が散りばめられているよw。
パタリロのギャグセンスは僕と通じるところがある、と言ったら変わり者に思われる?


ビストロ温泉パタリロ! (花とゆめCOMICS)

ビストロ温泉パタリロ! (花とゆめCOMICS)

著者:魔夜 峰央

ビストロ温泉パタリロ! (花とゆめCOMICS)

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2008年1月16日 (水)

「坊ちゃん」途中で止まってる。

先日の休みに読んだマンガで、江川達也「坊ちゃん」がある。これは例の無料配布コミック雑誌「コミック・ガンボ」で連載されていたものだが、残念ながら昨年末に廃刊になった。
当然連載は読んでいないが、気になって単行本2巻分を年末に手に取った。そして驚いた! 江川達也は「坊ちゃん」を、明治の「サムライ」と捉まえていたのである!!
士農工商から四民平等、国民皆兵になって日本人すべてがサムライになったのに、西洋の悪しき風習が入り込みサムライとしての自覚が育たなくなり、卑しい人間が溢れ始めた。文豪夏目漱石はその堕落と無知蒙昧な日本人の心に啓蒙するためこの作品を文学の士として作り出した、という。
「坊ちゃん」はいままでに何度も映像化され、なんだかのんきな野郎としか印象なかったが、確かに漱石の文体を被せながらひとコマひとコマ、マンガ原稿の上に無鉄砲に、乱暴に、眉間にしわ寄せながら暴れまわる「坊ちゃん」を見せられると、なんだこういう男だったんだ、としか思えなくなってくる。
しかし巻末で、漱石の孫でもあるマンガコラムニストの夏目房之介氏との対談では、夏目氏は"坊ちゃん"は武ではなくあくまで儒教的な士(サムライ)だと言う。
いずれにしろ江川氏独特のストーリー回しで、漱石の表現どおりのキャラクター(赤シャツやうらなり、山嵐など)と緻密に再現された明治の松山の街で繰り広げられる「坊ちゃん」。キャラクター表にもある[マドンナ]がどんなふうに登場するのかわくわく!! と思いきや、姿を見せる前に休刊とはこれいかに(-_-;)
ガンボを発刊していた株式会社デジマは、HPこそ残っているものの、ガンボ関係のページを削除し、この途中になった作品の行方は遥として知れず。どこかで続きを発表してくれ~!!

坊っちゃん 1 (1) (ガンボコミックス 1)

坊っちゃん 1 (1) (ガンボコミックス 1)

著者:夏目 漱石

坊っちゃん 1 (1) (ガンボコミックス 1)

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2008年1月11日 (金)

久しぶりのマンガネタ!

久しぶりに漫画ネタを。年末年始に、ずっと読めなくて積ん読状態だったマンガを、読むはずだったのに外出ばかりで、結局今やっと読んだ、高橋留美子の「1ポンドの福音」。ヤングサンデー創刊の頃から不定期に連載していたこの作品も、2007年3月に最終4巻目でピリオド。連載は2006年11月に最後の5話が掲載されたけど、やっと長く続いたエンドレスの話も終わるときが来た。
「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」と、サンデーやスピリッツ本誌で長期連載を続けていた本道とは別の、「人魚シリーズ」「高橋留美子劇場」など短期集中連載のサブルートにあたるこの作品は、長期連載にはない普遍的で軽やかなストーリー展開が独特で好感が持てていた。
若い見習いシスターを慕う、減量下手のしがないボクサーとの交流は、主人公がパッとしないからこそ永く読者に受け入れられていたのかも知れない。しかし何気に最後は勝ってしまう。いや勝敗はむしろどうでもよく、シスターへの各話一環したストレートな想いが、物語の最後には結実したのだろう。
そういう最終回は、別に見せられなくても、ずっとエンドレスに続いてくれてもよかったと思うが、この最後の5話は単行本の尺あわせと、"作者が区切りをつけるため"みたいに、久しぶりに、また唐突に連載されたものだった。絵柄がかなりラフに見えるのと、初期の1巻と比べると年を経ているので作風が違って見えることから、若干の批判もそこかしこに見える。
この「1ポンドの福音」は、日本テレビで12日(土)から連続ドラマが始まる。黒木メイサ亀梨和也が主演だ。ドラマ自体にはあまり期待していないが、まぁ話のタネに見てみようとは思う。みなさんもゼヒ!

1ポンドの福音 Vol.4 (4) (ヤングサンデーコミックス)

1ポンドの福音 Vol.4 (4) (ヤングサンデーコミックス)

著者:高橋 留美子

1ポンドの福音 Vol.4 (4) (ヤングサンデーコミックス)

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2007年9月19日 (水)

少女マンガの母

現在の少女マンガの母のひとり、と評される「萩尾望都」の新作、[山へ行く]はよかった。
表題を含めた、[シリーズ ここではない☆どこか]のオムニバス短編集で、氏特有の、男性を主人公にし、現代の日常を織り交ぜた幻想ファンタジー。コミカルにSFも散りばめる、男性が読んでも充分楽しめる仕上がり。いや男性ファンがむしろ多いかも。
この萩尾望都にしろ、高橋留美子にしろ、若~壮年男子の心理をいつも巧みに捉えて、とても女性とは思えないくらいで驚く。今回も[やられた!]と感じる作品が多かった。その端正なタッチとSFセンスのうまさで、何十年も前からファンである。
10年ほど前では、[残酷な神が支配する]など長編サイコサスペンスに男色など絡み合っていたので、男としてはちょっと引き気味な作品が続いていたが、前回の日本SF大賞を取った[バルバラ異界]で久しぶりにSFに立ち戻り、その魅力は衰えないどころかさらに冴え渡っていたのがうれしかった。掲載誌の「月刊フラワーズ」まではさすがに購入してないが、そのため現在の連載を把握してないので、いつも突然今月の単行本発売リストに掲出される、ということになるので逆に楽しみである。
この調子でずっと頑張ってもらえれば、いつか「カトレア養老院」は現実のものになるんでしょうかね(笑)。

山へ行く (フラワーコミックス)

山へ行く (フラワーコミックス)

著者:萩尾 望都

山へ行く (フラワーコミックス)

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2007年9月12日 (水)

レスキューウイングス!

Koukuusai07 航空自衛隊小松基地、毎年恒例の「航空祭」、今年は来る9月23日です。去年は行けなかったので今年はなんとか行きたいですね。
そんな小松基地の救難隊をモデルにしたマンガがあったのを失念してました。monoマガジンで有名なワールドフォトプレス社が発行するコンバットマガジンで連載していた「レスキューウイングス」です。救難救助ヘリコプター「UH-60J」の女性パイロットを主人公に、本来任務である自衛官の救出以外に、自治体や民間の災害派遣依頼時に出動する「最後の砦」の現実を、綿密な取材の元、克明に描き出しています。
海難救助や山岳遭難救助での、悪天候下のレスキューの難しさから、実際にはなかなか救助がうまくいかない、引き返すこともままあるその現実の辛さなどもリアルに写している。その決して華々しくないけれど、理想と現実の間で静かな苦難と努力をされている姿は自然と頭が下がります。その写実的な描画とストーリーが静かな反響を呼び、2002年から2年間の連載が、形を変えメディアファクトリーコミックフラッパーに発表の場を移して2005年から別ストーリーで再開。2006年にはアニメにもなりました。連載も終了しこのほど最終4巻(コンバットマガジン版0巻で計5冊目)が発売され、ようやく目にした単行本を今読んでいるところです。
航空祭では、華やかなF15戦闘機だけでなく、オレンジと白の機体のUH-60Jヘリの勇姿もぜひ多くの人に注目してほしいですね。

レスキューウィングス 4 (MFコミックス)

買ったきっかけ:
小松基地航空祭

おすすめポイント:
そのリアルな救難活動を見よ!

レスキューウィングス 4 (MFコミックス)

著者:トミイ大塚

レスキューウィングス 4 (MFコミックス)

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2007年8月15日 (水)

金沢BOOK戦争!

Img_62087s いゃぁ、何しろ暑い。14日は七尾城山やそれなりを出歩こうと思っていたが、外に出ただけで汗が滴る。これはたまらん。それに先週の腰の痛みが未だに治まらないので、車での遠出はムリだと断念。そこでプリント用紙やクリアブックが欲しかったので、100満ボルト(福井資本)や書店めぐりをすることにした。
御経塚の100満から近くの書店へと考え、野々市上林の「うつのみや」(金沢資本)へ。しかし求めるクリアブックが無かったので北上。すると新しい野々市町庁舎の周りに「明文堂」(富山資本)「勝木書店」(福井資本)と相次いで発見。そういえばここ1~2年で、金沢近郊は県外資本の書店のオープンラッシュ。その余波で一時県内最大手だった「王様の本」(金沢資本)がなんと倒産するという事態も。そこで、求めるものが無いこともあって順に新店めぐりをした。
野々市の両店ともムダに広いというか、今日は盆の中日でもあって逆にお客は少ないようだ。新店オープン時によくある見せ在庫がまだまだ席巻してて、本当にほしいものがうまく探せるようになっているか、これからが見物だがまぁ綺麗なのは確かだ。
示野の「文苑堂」(富山資本)は以前にも行ったが、ここも広い割にはマンガは充実してるとは言えないと思う。物販にも力を入れてるようだが、いくら大規模店として開いても、書店は自分の生活圏よりあまりに遠かったら人はやはり行かないだろう。基本的に並んでるものは同じだし、よほど突出してるものがないと。。
そこで先月オープンした写真の、県庁前にある「金沢ビーンズ明文堂」に入った。ここは駐車場も満杯の盛況。富山から進出したこの店は今のところ県内最大だそうだが、確かに天井も高く、3階までつき抜けのようなエスカレーターも、白い壁とともに明るく開放的だ。通路も広いしマンガ単行本も一部立ち読み解放にしている。子供向けには絵本読み聞かせコーナーもあるし、いろいろ考えてあるようだが、やはりこの広さを現状はもてあまし気味だと思う。1階のカウンター周りの壁面には、届きもしないのに同じ雑誌?を一面にオブジェのように広げ、ピーナッツ型に湾曲した外観に、陳列展示棚の並びも一貫性を持たせにくくなっている。
辛口を書いたが、ここにも求めるクリアブックが無く、結局「ブック宮丸」諸江店(金沢資本)で購入。やはり慣れた店がイチバンってことか。
この後も県外資本の出店が相次ぐようだが、県内各社には様本の二の轍を踏まずに頑張ってほしい。

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2007年8月14日 (火)

とことん「押井守」だっちゃ!

先週から一週間NHKBSでアニメギガスペシャル「とことん押井守」が放送されていた。平日夜だったり週末の不在で、全時間HD録画。13日一日掛けてDVDに落としつつ、今一部を見た。
ここまで一人のクリエーターを特集するのも珍しいが、そこはアニメに限らず映像の世界に多大な影響を与えてきた「押井守」。彼の原点から最近の新作「スカイ・クロラ」の情報まで、たっぷりDVD10枚にもなった。(最近NHKは過分にマンガ・アニメ関連の番組を制作している。[マンガのゲンバ]や[アニメギガ]など。)
久しぶりに彼の肉声を聴けた「自作を語る」も良かったが、なんと言っても彼の出世作である「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー(BD)」について「アニメ夜話」特番含めて濃く紹介されていてハマった。
NHK金沢放送局にも在籍したことのある里匠アナの熱のこもった司会に、ガンになったのかと思うくらい激ヤセした岡田斗志夫、朝生と全く同じ姿なのに語る中身の違う宮崎哲弥などが出演。BD演出の西村純二とラムの声の平野文が当時のウラ話を暴露してくれる。
この不条理な名作を超えるものはないと思っていたが、今でもその魅力は一つも色あせていないと多くが認めていると、改めて感動させられた。もう24年も経っているから、熱中したというFAXの便りは40代が多かった。この年齢の幅がアニメ(を特集する)番組が増えた要因か。BDはLDで持っているので今回本編は録画しなかったが、この休みのうちにもう一度観直して見たくなった。

押井守全仕事―『うる星やつら』から『アヴァロン』まで Book 押井守全仕事―『うる星やつら』から『アヴァロン』まで

販売元:キネマ旬報社
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2007年8月 1日 (水)

「ホントの能登は旨いがや」

小学館の「ビッグコミック」で連載中の「築地魚河岸三代目」に今月、能登編が登場する。能登のNPO法人の幹部が、このマンガのモデル・協力者となった築地で仲卸・居酒屋を営む夫婦と親しく、能登半島地震の復興に頑張る元気な能登をアピールし、交流人口の拡大につなげたいと提案したのがきっかけ。
2000年から連載して単行本も20巻出ている人気漫画の「築地魚河岸三代目」は、妻の実家の築地の仲卸で三代目として働くことになった素人の主人公が、魚河岸の仲間に教えられ、徐々に魚の知識を深めていく物語。このモデルの小川貢一さんの奥さんとは、なんとアニメ「うる星やつら」のラムこと声優の平野文さんだって!ビックリ☆彡
マンガでは、能登から築地市場に送られた魚に「ホントの能登は、さらに旨いがや」と書かれたチラシの真偽を確かめるため、主人公らが能登空港から輪島市に入ってストーリーが展開する。郷土料理「いしりの貝焼き」や朝市、千枚田などの観光地も描き、地元で味わう魚のおいしさや能登の人の深い人情を紹介して、少しでも震災復興に役立てば、と編集部もイチオシしてくれている。
8月10日と25日発売の本誌に前後編で掲載される。ぜひ大勢の方に見てもらいたいですし、おいしい料理を食べに来ていただきたいです。

築地魚河岸三代目 20 (20) Book 築地魚河岸三代目 20 (20)

著者:鍋島 雅治
販売元:小学館
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2007年6月 7日 (木)

「紅天女 能登に捧ぐ」

伝説の少女マンガ、「ガラスの仮面」美内すずえさんが、能登半島地震からの復興の願いを込めた創作舞踊の台本を書き下ろした。そして7月7日七夕の日午後7時に、七尾市の和倉温泉「のと楽」で上演される。
「紅天女 能登に捧ぐ」と題された30分の舞踊は、「ガラスの仮面」作中劇の「紅天女」が劇中今までに語ったストーリーなどを基に、熱烈な能登ファンを自認する美内すずえ氏が渾身の想いで造られた。一昨年夏から奥能登の珠洲などを訪れた美内氏は、風光明媚な景色と神秘性を感じさせる伝説に魅了され、以来6回も足を運んでいる。
今回、主役の紅天女を演じる東京恵比寿の舞踊家「花柳鶴寿賀」さんの元での稽古シーンが報道された。舞台は、地震や竜巻などが人々を襲い、世界が最後を迎えようとするシーンで始まる。万物創造の女神である紅天女は静観するが、最終的には慈愛の心で災いを鎮め、人々に生かされていることに気づくよう諭す。「まこと紅 千年の いのちの花ぞ いま開かん」という締めくくりの台詞に能登再生の祈りを込める。
美内すずえ氏が能登を愛してくれているとは知らなかったが、これはビッグニュースだ。新聞では、「ガラスの仮面」はまだ連載中、となっているが、ここ数年「花とゆめ」は手にもしてないが、掲載された形跡はついぞ見当たらない。最新?42巻が出たのはいつのことだったか・・・。こんなことするより、早く連載しろと言いたいのはやまやまだが、この舞台は観てみたい。時間と元気とサイフが許してくれればだが。。

ガラスの仮面 (第42巻) Book ガラスの仮面 (第42巻)

著者:美内 すずえ
販売元:白泉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ガラスの仮面 第七幕 DVD ガラスの仮面 第七幕

販売元:メディアファクトリー
発売日:2006/03/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2007年5月23日 (水)

バラエティ マンガ書評 ⑫

長いこと更新しなかったけど、ちょっと忙しかったのと目立ったトピックもなかったので。そこで久しぶりにマンガネタを少々。
「からくりサーカス」を少年誌である「少年サンデー」で連載を終わらせた藤田和日郎が青年誌「ビッグコミックスピリッツ」で短期集中連載した「邪眼は月輪に飛ぶ」。月輪と書いて[がちりん]と読ませる。
「からくり」も後半はサンデーの誌面の後ろの方に沈み込んでたように、ホントはガチガチに子供に伝えたいドラマだったのに、画的にも大人にその読み手がスライドしていった感がある。そう、藤田和日郎の活躍の場は青年誌にこそ今は相応しいのかも。そこで登場した「邪眼・・」は、その眼で見られたものはすべて死んでしまうという恐ろしいフクロウを退治する物語。相変わらず荒唐無稽なストーリー立てだが、画面いっぱいに動き回る彼独特のキャラクターの迫力が、息をつかせぬテンポと相まって一気に楽しく読ませる短編だ。
本人も描いているうちに少し連載が延びてしまったというこの作品は、なぜフクロウを選んだかというあとがきも面白い。
さて、彼の青年誌をフィールドとしての適性を敏感に察した講談社が、「モーニング」に連載を依頼。今は「黒博物館スプリンガルド」を「からくり」ばりにダイナミックなエンターティメントとして提供しだした。また読んでみたいと思う。ところでうふじたかずひろうって僕と同い年だった。あんなに後退してるのに・・・。

邪眼は月輪に飛ぶ Book 邪眼は月輪に飛ぶ

著者:藤田 和日郎
販売元:小学館
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2007年4月 9日 (月)

紙芝居の中の怪獣

Img_47318 その後、かねてから行きたかった唐沢俊一氏の講演会に「金沢21世紀美術館」へ。先日紹介した開田裕治展にあわせた怪獣関係の講演である。開田裕治展は8日まで開いていて、帰ってきたウルトラマンのLDボックスジャケットは下巻になって、夜のウルトラマンが凛として立っていた。
さて講演だが、最初に講談師「旭堂南湖」氏の紙芝居口演があった。師は大阪で活躍する若手ニューウェーブの一人らしく、紙芝居「原子怪物ガニラ」を発掘して高座にかけている。
紙芝居というものは、知っている人は知ってるだろうが、印刷でなくて一点もので、紙芝居貸出協会?(現存!)というところから紙芝居やさんが借りて町の子を集めて上演。一作6枚ほどの続き物で、黄金バットなど種々の3作くらいを一日で演じ、続きを見たかったらまた来週おいで・・ってな感じで演っていた。この日上演の「原子怪物ガニラ」も、延々13話以上の大作で、なんと一気に13話まで演じてくれた。都合3ヶ月分だ(笑)。しかしこれでも完結しないという。あとの話は・・見つかっていないそうだ!一点ものの紙芝居は、いまや博物館や図書館に並ぶもので、しかも現役時にあちこち貸し出されたものだから散逸しているものが多いらしい。上野の下町風俗資料館で第1・3日曜に上演されている「ライオンマン」も映像で見せてもらったが、これも途中までしかないという。
「原子怪物ガニラ」は手塚治虫と名作「新宝島」を共に描いた酒井七馬が佐久良五郎名義で作った作品。客船船長のような格好をしたカニ漁船船長親子が、氷山のあるカニ漁場で大漁に喜んでいると、巨大な緑のカニの怪獣「ガニラ」に延々と襲われるというストーリー。昭和30年代と現代の情報量のギャップにも笑わせてくれる一幕でもありました。
その後唐沢俊一氏の講演へと移るのだが、当時の世相とテレビの時代へと流れる怪獣など子供の興味の対象の変遷を、彼独特の視点で解説してくれたが、ウルトラマン以降の世代としてうなずくことばかり。あっという間の二時間だった。
写真は購入した開田裕治氏の同人誌と、サインしてくれた唐沢俊一氏の本です。フライデーにも連載してた奥様のソルボンヌK子氏のマンガとコラムのページも載ってる、発売されたばかりの雑学の本です。

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2007年4月 4日 (水)

うわさの「コミックガンボ」を手に入れた

と言っても東京へ行って手に入れたわけじゃなく、仕事相手の外注SEからいただきました。
昨年の暮れから東京都内の主要駅で手配り無料配布している、画期的なフリーペーパーコミック「コミックガンボ」。先日これを企画した甲斐社長がテレビでインタビューされていたのを見て、オドロキとともにぜひ手に入れたい、と思っていたのでラッキーでした。
新聞広告やチラシ・電車広告などと比べ、週刊誌やコミック雑誌などの媒体の広告は今まであまり効果がうすいと思われていて出稿費も低いものだったのを、無料配布というスタイルで必ず発行部数の消化をテコにアピールして確実に広告費を獲得する、という戦略で、原稿料も見劣りしないという無料マンガ雑誌を完成させた。しかも週刊だ。
連載作品も18を数え、江川達也をはじめ何人かはしっかりとネームバリューもある。ページ数も200を超えている、立派な週刊誌だ。
しかし、中の広告が、そんなに多いわけじゃない。しかもメジャーどころというのも少ないと思う。手に入れたNo.9では、日産自動車がメインで、武富士とか、あと無名の携帯サイトなど。ページも少ないし肝心の広告料は総額どんなもんだろう?
配布方法は毎週火・木の午前と晩、いずれかか両方の時間に、JR山手線を始め中央線や横浜などの主要駅約30駅で、黄色いジャンパーのスタッフがなんと手配りしている。一部書店やアキバの店舗でも置いている。この配布にも費用はかかるのに。
ガンボのHPでは、会員登録すれば無料でも直近2週分の内容はネットで読めるようだ。早速入会してみて連載は追っかけてみようと思う。興味のある方は試してみたら。。

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2007年4月 3日 (火)

バラエティ マンガ書評 ⑪

永井豪は、戦後すぐの昭和20年9月6日、今回地震のあった石川県輪島市で生まれている。幼少から東京に移ったとはいえ、わが石川県の誇る大家であることは間違いない。彼のことはいまさら言うまでもないが、リイド社から最近戦国武将を相次いで取り上げて作品にしている。その中に故郷の英雄「前田利家」がある。1巻ではまだ[槍の又左]と言われる時期までだが、彼にかかると豪快なかぶき者の利家は、筋骨隆々の長髪の美男子で相変わらずかっこいい。中には史料が伝えなかったとして、今川義元の首を切ったのは実は利家とか、秀吉の行った殿軍(しんがり)を利家の活躍で切り抜けられたとか演出も多いが、それでも違和感がないほどの豪胆な利家として描いている。
今年漫画家生活40周年の永井豪は、今精力的にいろいろな媒体に作品を描いている。アフタヌーンの3月号では、別冊小冊子で200ページ以上に亘って読みきり新作描き下ろしを上梓した。過去全作品リストもあり、完全保存版だ。ダイナミックプロの石川賢が昨年早世したのもあり、なんだか生き急ぎ始めたような気もしてちょっと心配だが。
いずれにしても、まだまだ彼の新作を大勢が読み続けたいと思っているだろう。

前田利家 1 (1) Book 前田利家 1 (1)

著者:永井 豪,ダイナミック・プロ
販売元:リイド社
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2007年4月 2日 (月)

バラエティ マンガ書評 ⑩

石川雅之という作家は、モーニング誌上で「週刊石川雅之」を見たのが最初だったが、実際「見た」だけで読みはしなかった。でも独特の丁寧な筆致で、作歴は長いのかな、としか思ってなかったが、よもやデビュー間もないとは知らなかった。そのうちアフタヌーンでの紹介ページでかわいい細菌たちとリアルな登場人物が面白そうだったので、いつか読んでやろうと思ったのがこの「もやしもん」
モーニングからやはり派生した増刊が独立したイブニングに連載して既に大人気。子供のころから細菌が大きくなって見えるという、影のうすい主人公が、某農大に入学するところから始まるこの作品は、祖父と知り合いのそこの教授と農大独特の個性を持った先輩たちがキャラが立ち過ぎていて面白い。細菌なので発酵について学べるし(特に酒を密造している・笑)、農大という特殊?な世界の日常が、全国の大学生にも受けているようだ。学園の中が東京農業大学かと数多から訊かれているようだが、全く架空らしい。生協の白石さん「東京農工大」ともちがうのかな。コラボすると面白いだろうに。
数々の細菌も、ぬいぐるみになるほどかわいらしく登場。その性質に合わせてデザインもしっかり再現?されているからたいしたものだ。緻密なストーリーはページの進む時間もかかって読み応えがある。インフル小康の病床で4巻分読むのにかなり掛かった。
しかし農大のわりにはキレイな女性陣が多いのは作りすぎ?(偏見?)。石川雅之はよくある[男は適当なのでキャラの描き分けは簡単だが、女は美しく描くのでみな同じになってしまう]傾向に近いのか、そんな感じだ。リイド社の時代劇雑誌「乱」にも[人斬り龍馬]を一昨年連載していて単行本になっている。掲載時は飛ばして読んでなかったので、近々彼の作品は全部揃えてみたい。

もやしもん 4―TALES OF AGRICULTURE (4) Book もやしもん 4―TALES OF AGRICULTURE (4)

著者:石川 雅之
販売元:講談社
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週刊石川雅之 Book 週刊石川雅之

著者:石川 雅之
販売元:講談社
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2007年3月 7日 (水)

開田裕治展「怪獣と20世紀の夢」

Ricoh0012s 金沢21世紀美術館では、「開田裕治原画展」[怪獣と20世紀の夢]を見に行った。
氏は20数年前から特撮物やアニメなどのイラストを手がけ、主にLDやプラモデルなど商業商品のパッケージイラストレーターでは第一人者である。
ウルトラマンシリーズやゴジラ、ガメラなどのリアリティ溢れる描画と独創性の高い構図構成は、単なる子供向け商品としての位置づけを超え、世界に誇るパッケージアーティストとしてその名を馳せている。
今ではその芸術性の高さから、こういった美術館で展覧会が開かれるまでになった。80年代のリキテックスで描いたゴジラの空や轟天号などの海の青は今でも鮮やかで、中でもLDボックスのパッケージになった、夕暮れの中に凛と立ち尽くす「帰ってきたウルトラマン」の色あいは感動的だった。
Img_46153s この「金沢21世紀美術館」での展覧会を記念して、特別に作成された「21世紀美術館とホワイトドラゴン」は、円形の美術館に乗るドラゴンも秀逸で、金沢を描いてくれたのも相まってすごく好きな絵だ。サイン入りポスターも1000円と少し値が張ったが思わず買ってしまった。しかし最近はPhotoshopでCGで描かれているが、リキテックスほどの質感が原画(そもそも原画というものがない)に出なくて残念だが。
氏は10年ほど前ワンフェスでコスプレイヤーの先駆けとして有名な[開田あや]奥様とともにお見かけした。開幕の2月24日には奥様ともども来沢していたようで、会えなくて残念だった。しかし3月24日と4月7日に、雑学王として敬愛する「唐沢俊一」氏が来場されて[怪獣]について講演される。ぜひにも行ってみたい。
また、展覧会は3月下旬に一部展示入替の上、4月8日まで館内の[デザインギャラリー(無料エリア)]で開催されている。まだの方もぜひ足を運んでみてください。ガンプラのパッケージやイラストと同じ模型なども展示していますよ。

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2007年2月27日 (火)

きまぐれコンセプトでバブルへGO!

なつかしい本が出た。といってもまだ連載中だ。
小学館「ビッグコミックスピリッツ」に長期連載中のホイチョイプロダクションの「きまぐれコンセプト」。1981年の同誌黎明期からの4コマだ。東京の広告代理店を舞台にその時代の若者や業界の世相をおかしく時にナンセンスに取り上げる。地方に居ながらにして都会のトレンドをキャッチできる、画期的なマンガだと連載時からずっと読み続けている。
1983年には洋書タイプの単行本が出て持っているが、それから23年間本にはならなかった。それこそ広告代理店出身のホイチョイのメンバーはその間「私をスキーに連れてって」などトレンディーな映画を連発して当り、そして今、バブル期を通して連載を続けたその経験を生かして、新たな映画「バブルへGO!!」が公開中だ。
今はやりのドラム式洗濯機を模したタイムマシンに乗って、バブル全盛の時代へ。当時のワンレンボディコン太マユなど、かっこいいと思えたファッションは現代では笑えるようだ。あの元気であったはずの日本が今はその影も無いが、あの時代を社会人として過ごした身にとってはそれにしてもそんなに遠い昔じゃないはず。バブル崩壊後、否定的に言われていたあの頃は、今は懐古的に肯定されるのだろうか?
そしてそれにあわせて長年眠っていた「気まぐれコンセプト」の作品が、23年ぶりに単行本となった。この間の膨大な4コマが「気まぐれコンセプト クロニクル」として分厚く重たい本として発売。やはりホイチョイはやることがハンパじゃない。ずっと読み続けてたから、ひとつひとつが懐かしい。
パブルに思い出がある方は、ぜひバイブルとして購入ください。。。

気まぐれコンセプト クロニクル Book 気まぐれコンセプト クロニクル

著者:ホイチョイ・プロダクションズ
販売元:小学館
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「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」オリジナル・サウンドトラック Music 「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:サントラ
販売元:ソニーミュージックエンタテインメント
発売日:2007/02/07
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2007年2月22日 (木)

バラエティ マンガ書評 ⑨

今年に入ってあまり漫画の紹介をしていなかったので、また久しぶりに・・。
先月・今月と相次いで単行本が出る星野之宣「宗像教授異考録」。SFから歴史物まで、その緻密な筆致と世界観で知られる星野之宣の人気シリーズ。宗像教授は、今は無き潮出版社の「コミックトム」で連載していた「宗像教授伝奇考」シリーズからハマって読んでいた。綿密に調べ上げた日本神話・古代史をバックボーンに、まるで新説のように教授の口から出てくる事実(実はフィクションも多いが)は、当時から目から鱗で納得させられるストーリーで溢れていた。画もリアリティに満ちている美しさなので、余計説得力がある。
しかし今回の4巻のように、時折荒唐無稽としか思えないロケーション(大分の宇佐から北九州の八幡まで洞窟が続いていて、一晩で歩きとおした)で度肝を抜くが、それもそれまでの史実探求でホントのように錯覚させられる、不思議な作品だ。
サルタヒコの謎は今でも実際に定説が定まらないが、各地の縄文巨木文化と結びつけて、石川の真脇遺跡、チカモリ遺跡のウッドサークルも登場する。でもチカモリ遺跡(付近)はあんなにガケでもなければ海沿いでもない。以前に白山信仰で白山比咩神社も出てきたが、そのロケーションもいい加減だった。そりゃ作者は宗像教授みたいに全国取材旅行できないもんね。
コミックトムの休刊で人気シリーズの復活を望んでいたが、天下の小学館がビッグコミックで取り上げた。名実ともにメジャーラインアップに名を連ねた感じだけど、同じくコミックトムで長期連載していた「ヤマタイカ」も最近復刊単行本化された。これは全くの創作だけど分厚く一冊3,000円とくると、ちょっと手も出しにくい。
ともかく日本史好きには外せない漫画作品。みなさんもハマってみてください。


宗像教授異考録 4 (4) Book 宗像教授異考録 4 (4)

著者:星野 之宣
販売元:小学館
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レジェンド オブ ヤマタイカ 第2巻 Book レジェンド オブ ヤマタイカ 第2巻

著者:星野 之宣
販売元:光文社
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2007年1月 9日 (火)

バラエティ マンガ書評 ⑧

新年最初のマンガ紹介は、松本大洋の「竹光侍」
アニメ映画で「鉄コン筋クリート」が近々、実写映画の「ピンポン」が数年前に公開された作者の作品だ。しかし今までの独自な筆致やスピード感、ファンキーなストーリー立てを覆し、なんとも味のあるこれも別な意味の独特の作風となった時代劇を著した。
コマの縁取りはフリーハンドのベタ、デッサンは相変わらず狂ってるがその筆使いは浮世絵すら思わせる。原作は盟友、永福一成によるが、確かな時代考証と言い回し、風俗はよほどの探求がないと描けない。
ストーリーは謎の過去をもつ剣の達人が信濃から江戸の長屋に移り住み、名刀を売って竹光を仕込む。其処での心温まるヒューマンストーリーが展開?の様子だ。それはそれでよいのだが、最近、たとえば同心をリタイヤした主人公と市井の人々との、なにげない暮らしの中の光を泥臭く描くドラマなどよくテレビでも目にするので、テーマとしてはよいがあまり頻繁にやられると、そういう視点しかないのか!とか思ってしまう。ただテレビ時代劇は制約上ウソも多いが、マンガは話数制限もなければ読み返せるし、この作品は考証もかなり正しく反映している点期待がもてる。なにより松本大洋にとっつきにくかったのに、こんな作柄であればのめりこんでしまいそうだ。

竹光侍 1 (1) Book 竹光侍 1 (1)

著者:松本 大洋,永福 一成
販売元:小学館
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鉄コン筋クリート (3) Book 鉄コン筋クリート (3)

著者:松本 大洋
販売元:小学館
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2006年12月13日 (水)

バラエティ マンガ書評 ⑦

最近相次いで、二つの運命の試合が始まった。ビッグコミックスピリッツ「ラストイニング」少年サンデー「最強!都立あおい坂高校野球部」だ。
駅伝マンガの「奈緒子」などで知られる中原裕が送る「ラストイニング」は、甲子園出場(埼玉県優勝)しなければ廃部の運命を背負わされたOB監督とともに一年間弱小だったチームが試練を乗り越えて、いよいよ夏の県予選初戦がスタート!現役時代に審判を殴って行方をくらませていたが、校長に乞われて監督となり、キャッチャーの経験と野球賭博の助手?をして多くの試合を分析していた実績から、ユニークな論理で選手たちを育て上げ、廃部の運命からいよいよ立ち向かうという、本編のメインイベントが始まった。これからは試合のシーンが続き、ライバル校監督との因縁の対決なども見ものとなる。
「奈緒子」の真面目なストーリーでおとなしくなったか?という中原裕の、ワイルドぶりが復活したと思えた序盤だったが、この監督も妙にまとまった性格に落ち着いちゃったカナ。でもまだこれからの試合の連続がたのしみだ。

「あおい坂高校・・」は「リベロ革命」や「鳳ボンバー」でスポーツ漫画を手がけてきた田中モトユキの出世作となるか?という作品。こちらも弱小都立高校に、リトルリーグからの幼馴染5人の一年生が集結、ピッチャーのキタローを中心に、あれよあれよと決勝に進出!一年先輩のやはり幼馴染でセンバツ優勝のライバルとまみえる事に。初回にはやくも2点先制した。
涙と感動を誘うストーリー作りだが、しかしちょっと奥行きと深みが感じられない。画的にはより軽いあだち充のほうがまだ画に反して重みがある。やはりベテランとの差か?
単行本もいままで9巻、つまり2年の連載だが、この決勝戦が終わったら、おめでとうよかったね、チャンチャン! で終わってしまいそうだ。 そうならないためにも、この決勝がより感動を呼ぶように期待したい。
久しぶりに本誌で飛ばさず読んでる野球マンガ2作でした。

ラストイニング 11 (11) Book ラストイニング 11 (11)

著者:神尾 龍
販売元:小学館
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最強!あおい坂高校野球部 8 (8) Book 最強!あおい坂高校野球部 8 (8)

著者:田中 モトユキ
販売元:小学館
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2006年12月10日 (日)

マイナー漫画家自慢? PART④

「あさりよしとお」はマイナーと言えるかわからないが、知らない人は知らないだろう(若い人は「・・科学」を読んで知っている?)。SFを基本とした絵柄に合った暖かいコメディを扱って人気のある作家だが、本人の風貌はプロレスの武藤敬司か「えの素」の郷介かというくらいゴッツイ(スキンヘッドのヒゲ)。代表作に「宇宙家族カールビンソン」「ワッハマン」。現在の連載でアフタヌーンの「るくるく」やコミックガムの「荒野の蒸気娘」、そして今回取り上げる6年・5年の科学の「まんがサイエンス」がある。
学研の「5年・6年の科学」に15年に亘り連載されている科学学習漫画だが、本人の宇宙や精密機器など科学好きも相まって、毎月多岐にわたる科学分野を水準高く、また当然子供にもわかりやすく説明、マンガに表している。大人である我々も充分参考になり読みやすく、忘れていた科学への興味や基本的なこと、また意外に知られていなかったことを教えてくれたりと、多くの年代にもオススメだ。本人がたくさんのメーカー・施設に直接取材し、とくに宇宙など自然科学の分野では子供たちに地球愛を思わせる一言も忘れない。本人ならではのギャグやコントもちりばめられ、特に説明の役割をするDVDなど対象物の妖精?や怪人のキャラは秀逸だ。エヴァの使徒のデザインにも加わったりしてる本人のセンスが生かされている。
掲載誌の形態から横書・左綴じなので、単行本も欧米のそれのようになっている。昨年紹介した笹本祐一の「宇宙へのパスポート」で一緒にロケット打ち上げ見学にも参加している科学好きは、子供のころ学研のひみつシリーズ「コロ助の科学質問箱」に触発され、科学まんがを描く夢が実現したというこの作品、まだまだ長く続いて欲しい。
大人のあなたもぜひ読んでみて下さい。

まんがサイエンス 10 (10) Book まんがサイエンス 10 (10)

著者:あさり よしとお
販売元:学習研究社
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るくるく 6 (6) Book るくるく 6 (6)

著者:あさり よしとお
販売元:講談社
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宇宙へのパスポート(3) Book 宇宙へのパスポート(3)

著者:笹本 祐一,松浦 晋也
販売元:朝日ソノラマ
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2006年12月 2日 (土)

バラエティ マンガ書評 ⑥

いよいよここ北陸に冬将軍がやってきます。一日冷たい雨模様で、早速タイヤ交換しました。明日には雪がいつ降ってもおかしくありません。雪の心配がないところがうらやましいですね。
そんなこんなで、外に出ずにすむように、しばらくマンガのことでも・・・。
少女マンガの神様、「萩尾望都」「バルバラ異界」が第27回日本SF大賞に決定したそうです。萩尾望都は第二期作品集のころから読み漁ってましたが、とくにSFストーリーに秀逸なものがあり、少女マンガの枠を完全に超えていました。今でも完成度が高く、他の追随を許さないものに、「11人いる!」「百億の昼と千億の夜(光瀬龍原作)」「スター・レッド」「銀の三角」など挙げるとキリがありません。
そんな彼女も「マージナル」以降は現代劇のしかもバレエなどを主題にしたものや「残酷な神が支配する」などホモセクシュアルの重たいストーリーなどが続き、惰性で「残酷・・」を購入していましたが男には正直つらいものがありました。それで「残酷・・」終了後しばらく離れていたのですが、なんとSF大賞を取ったというニュース。「バルバラ異界」は久しぶりのSF大作の様。しかし連載は昨年既に終わっていて、単行本も4巻まで。全く無警戒でした。いまからチェックして完読します。まだまだ萩尾パワーは健在ということですね。これからも楽しみです。

バルバラ異界 (4) Book バルバラ異界 (4)

著者:萩尾 望都
販売元:小学館
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残酷な神が支配する (10) Book 残酷な神が支配する (10)

著者:萩尾 望都
販売元:小学館
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2006年11月 7日 (火)

バラエティ マンガ書評 ⑤

さて久しぶりにマンガ書評を。いまさらでもあるが、講談社「アフタヌーン」連載の、沙村広明「無限の住人」。93年、四季賞からデビューするなり、その圧倒的な画力・大胆な演出・斬新な殺陣、などにより「時代劇」を一躍エンターティメントの主流へと蘇らせた[ネオ時代劇]と評される。
今まで時代劇とは無縁と思われた、ロック魂がガンガン入っているファンキーな野郎どもが江戸の舞台を好き放題暴れ捲っている!!てな感じ? 殺陣の表現や奇抜な武器類も特徴がある。なにより作者はどうも大の葛飾北斎ファン。北斎は90歳オーバーの人生の中で数多く雅号を変えているが、それらを主人公はじめ敵やライバルの名前に多用している。主人公の「万次(卍)」、「戴斗」、「宋理」、「偽一」などである。
当時とてもそんなやつ居なかったろうと思わせる登場人物も多いが、その深い写実的画面と歴史的探求力のあるストーリー仕立てが、妙に読者に説得力を与える。またどんなに筋立てが飛び回ろうと、最後にはホッとした安堵感のあるハートウォームな立ち位置に戻ってくる安心感が、多様な読者の人気を得ている要因かも知れない。
以前はその書き込みの深さゆえに、連載時に間に合わずほとんど[白い]コマを多用した時期もあったが、自らやアシをロックバンドになぞらえ、単行本の見返しにアナザーストーリーをぶち上げるなどギャグ?センスも楽しい。そんな「むげにん」も連載はいよいよ佳境。一度は壊滅の憂き目に会ったライバルチーム?と切腹猶予一ヶ月の幕府側のリーダー(これも今は万次の敵)との最期の対決に、万次と死にゾコないの本当の?がどう絡むか!! でもこれであと2年はメシが食えるんじゃない?

無限の住人 20 (20) Book 無限の住人 20 (20)

著者:沙村 広明
販売元:講談社
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2006年10月23日 (月)

comic「リュウ」 復刊?

Ryu 「徳間書店」から、comic「リュウ」が創刊された。いや20年前からの復刊というべきか。徳間書店では「少年キャプテン」以来の久しぶりのマンガ雑誌刊行である。旧「リュウ」では、安彦良和石森章太郎道原かつみ吾妻ひでお、など、いまでも錚々たるメンバーが名を連ね、アニメージュ増刊としてスタートしたマンガとアニメをリンクさせた雑誌として先駆的存在だった。その後「少年キャプテン」を経て97年廃刊となるが、今ここに当時の名で復活を遂げた中身は、旧リュウの「アリオン」でマンガ執筆をスタートした「安彦良和」や「失踪日記」で大復活した「吾妻ひでお」「ふくやまけいこ」、2号には「銀英伝」再開?する「道原かつみ」など、往時を思わせる面々が揃った。原作陣では「銀英伝」の「田中芳樹」をはじめ、水木しげるの世界妖怪協会員の「京極夏彦」「宮部みゆき」、当時編集だった「大塚英志」などビッグネームばかり。
久しぶりに僕らの年代を楽しませてくれる雑誌が誕生したようだ(紹介にも30歳以上推奨とある)。以前紹介した「ふるさと日本沈没」はこの「リュウ」のプレ発刊だったようだ。月刊誌でもあるし少々お高いが、コストの掛け過ぎで早々に休刊ということのないようにして欲しいものだ。2号となる12月号(10月19日発売)は22日に購入に行ったらまだたくさん山積みだった。返本率が高かったら心配だ。
内容も懐かしいSFテイストや、巨匠のパワー健在な作画や、ライトな4コマなど硬軟とりまぜ楽しく読めるものが多いので、ぜひたくさんの人に読んでもらいたい。

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2006年8月17日 (木)

ギャグ「日本沈没!」

「日本沈没」、映画ご覧になりましたか?僕は結局行けませんでした。小松左京のこの作品は、30数年前のTVドラマ放映時は大きなブームになりましたね。鹿児島県だけ綺麗にぶくぶくと沈没した日本の映像が写ったときは、不思議でなりませんでした。今回の映画は昔と違ってCGも多用して迫力あるものとなってぜひ観たかったのですが、でも[昔の名前で出ています]的なものに、まだ日本映画が頼っている現実はちょっと嘆きますよね。
さて、今回の映画にマンガ界も実は盛り上がっていて(小松左京が実は最初マンガを描いていたって知ってましたか?)、この「日本沈没」をオマージュしたアンソロジー本が「徳間書店」から[日本ふるさと沈没]として発売されました。表紙を描いた鶴田謙二を始め、21人のマンガ家が自分の出身地が沈没するという設定で、ギャグ満載の短編集となっています。石川県は「米村孝一郎」。ホビージャパンやウルトラジャンプなどにSFを描く作家ですが、金沢を舞台に泉鏡花の「山海評判記」をもじったちょとしたファンタジーになっています(これ以外は全編ギャグと言っていい)。「いしいひさいち」「岡山沈没」は久しぶりに大笑いさせてもらった。日本人って実は今でも他県人と反目する心がどっかにあるんだろうね。
小松左京公認とあるが、「しかし、こんなふうには沈まんっ!!!」という中身を皆さんもぜひ見てみてください。自分の県がとんなふうに沈むかな?

日本ふるさと沈没 Book 日本ふるさと沈没

著者:鶴田 謙二 他
販売元:徳間書店
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2006年8月16日 (水)

美咲「めぞん一刻」 来春放映!

高橋留美子の「めぞん一刻」が、来春テレビ朝日系で実写ドラマ化される。そのヒロイン[響子さん]伊東美咲がきまった。
連載が終わって20年近く経つし、TVアニメも原作に忠実に完結した(LD24枚組BOX持ってるが遺産だね)が、実写映画も石原真理子主演で20年前にすでに作られてるのに、いまさら何を持ってして「めん刻」なのか判らないが、[響子さん]が伊東美咲であることに、両方のファンから賛否両論喧しいようだ。
いわゆる「月9」を席巻してる伊東はスレンダーでモデルそのもの(実年齢はもう29歳)だが、20代中盤でもう未亡人で落ち着いた雰囲気のふくよかな響子さんとは、どうにもイメージが正反対だという(かといって石原真理子はどうだったかというと、当時論評すら避けられてた)。僕も伊東美咲は美人だとは思うが、石原真理子バリの大根が予想され、懐かしい思い出の作品を、もうあまりいじらないでほしい、と言ったところか。
最近それこそ「月9」クラスのドラマはマンガ原作に依存率が高く、その割りに原作のイメージやストーリーなど軽視しているのが多い。ただ採用している作品もまだまだ佳境にも入っておらず、その上でドラマを1クールで完結するのだから原作軽視も無理は無い。ドラマになってから人気の出たマンガも少なくないし(「弁護士のくず」や「CAとお呼び!」などか?)、提供する出版社も相乗効果を織り込みスミなのかな。
そんなもんだから原作重視を期待するのはムツカシイが、この作品は特に、旧い根強いファンが多いだろうから制作側もよくよく考えて作ってほしい。視聴率がよければ単発で何度か続けるようだし、なんと主人公[五代くん]一般公募するという。なんとか見られたドラマになってくれればいいけどネ・・・。

めぞん一刻 (1) Book めぞん一刻 (1)

著者:高橋 留美子
販売元:小学館
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めぞん一刻 DVD-BOX DVD めぞん一刻 DVD-BOX

販売元:ユニバーサルJ
発売日:2005/06/29
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2006年8月14日 (月)

バラエティ マンガ書評 ④

「からくりサーカス」の最終巻43巻が出た。僕としては、久しぶりに少年マンガでストレートに感動できたマンガだった。
「少年サンデー」は、高橋留美子が好きでずっと購読してるが、最初この作品は飛ばし読みしてた(「名探偵コナン」は今でも飛ばしてる)。マンガ単行本は3,000冊近く所有してるが、いくらマイナー好きの自分でも、なんでもいいと言うわけにはいかない。そしてこれはたしか、古本屋で単行本の最初のほうを読んだのが始まりだったと思う。藤田和日郎の濃くしつこい描き込みの画面は、初めとっつきにくかったはずなのにストーリーを読み進めると、破天荒な迫力と緻密な世界観の作りこみに、われを忘れて引き込まれていった。(古本屋も著作権を侵害するばかりではないのですよ、作者のみなさん)そして単行本を買い揃え、蔵書のラインナップに加わったというわけ。
しかし現代の子供たちに、この計算されつくされたとしても、主人公たちの活躍の場が時代と場所を飛びすぎたり、凄惨すぎる破壊の場面がフクザツすぎたり、敵役の執念や複雑な関係が理解しにくかったりしただろうか、だんだんサンデーの中でも掲載が後半部に追いやられていった。しかし主題は最近になく判りやすく、「愛する者を守りたい」ということだし、物語のアヤも読者も望むであろう(そして作者が一番望んでいた)すべてがハッピーエンド、といった形に収斂していった。惜しむらくは、最後のほうはかなり駆け足で、二人の主人公、カトウマサルの再会の感動部分が描けてないとこか?とにもかくにも、最終巻は普段の1.5倍の厚さで価格はおんなじ、というサービス精神で発売された。この感動を皆さんもどうぞ。そうそう、やはり僕の元いとこが、連載時の途中を担当していたようです。エンドロールの担当編集者に名前が載っていました。

からくりサーカス 43 (43) Book からくりサーカス 43 (43)

著者:藤田 和日郎
販売元:小学館
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エクセレントモデルからくりサーカス 才賀エレオノール[しろがね] Toy エクセレントモデルからくりサーカス 才賀エレオノール[しろがね]

販売元:メガハウス
発売日:2006/07/30
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2006年7月30日 (日)

バラエティ マンガ書評 ③

最近忙しくて毎日帰りが遅いし、せっかく梅雨が明けても出歩かなくてトピックが何も無いので、久しぶりにマンガネタを少々。
[島本和彦]「新・吼えろペン」。
「うる星やつら」が全盛のころの小学館「少年サンデー」に1983年降臨した、「炎の転校生」。触ると火傷しそうな暑苦しい熱血!なマンガで、当時でも当初読者がもてあまし気味の正統派根性マンガだった。石ノ森章太郎にも傾倒した作者は、数年前、氏が逝くと念願の「仮面ライダー」のリメイク漫画も著すなど、その熱き魂を原稿にぶつける熱きマンガ家だ。今をときめく[堀北真希]がでた映画「逆境ナイン」の作者と言えばわかるかな?
そしてその燃え盛るスピリットが嵩じて、とうとうそんな自分の生き様?をマンガにしてしまった。いちおうすべてを架空としているが、その主人公のマンガ家[炎尾燃]は作者島本に生き写し!? 締め切りギリギリに原稿を上げるためアシスタントとの修羅場のスタジオを初め、編集との駆け引き、業界の裏舞台など、Gペンも折れんばかりに迫力ある熱血な紙面に描いている。マンガ家を目指す若者にはぜひバイブルとして見逃さないでほしい。
最新刊では、作家として描きたいことのクオリティと、メジャーとして大多数に支持されるべきマンガとの両立に悩む答えを、驚愕の事実?とともに伝えている!!
学生のころは、近所の友達が彼のファンで、二人でマンガ家を目指していたときもあったが、今となってこの作品に出会えて、やはりこの道を選ばなくて良かったと胸をなでおろしている。でも僕のかつての?従兄弟が小学館の編集に居るので(たぶんこのGX担当)、もしかして島本氏に付いたことがあるかも知れぬ。
島本氏にはいつまでもこの迫力を続けてほしいが、彼の正統?な後継者が見当たらないのがつらいところだ!?

新吼えろペン 5 (5) Book 新吼えろペン 5 (5)

著者:島本 和彦
販売元:小学館
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2006年6月20日 (火)

漫画の世界も世代間ギャップ?

今日たまたま、知り合いのブログで相次いで古い漫画アニメのことで話題になってた(ネタバレは無しね)。10数年前くらいの作品になると、今の子供が知らないのは仕方ないけど、20代の大人でもすでに古くて知らない、ときてる。
僕らが子供のころは大人が知らないのは当然だけど、いや大人も世間の話題として知ってた漫画やアニメはたくさんあったと思う。[巨人の星][天才バカボン][宇宙戦艦ヤマト][ガッチャマン]など挙げるときりが無いくらい(年がバレるな)。大人もそんな漫画は平気で読んでた。僕も父親や兄が読んでた漫画からスタートしてるし([キング][サンデー][マガジン]略して[キ・サ・マ]って言ってた)。
でも80年代以降ははっきりと子供向け・大人向けにカラーが別れてきて、大人が見向きもしない作品はもちろん出てきた。というかアニメで大人が見るっていうのは、いわゆるアニメマニアでしかないくらいだったかな? でも今日感じたのは、僕としてはまだまだ新しい部類に入る(といっても10年以上前)と思ってた作品が、今の大人が〈[新しくて]知らない〉んじゃなく、〈[古くて]知らない〉という事実!!
ということは、僕らの世代とそんな大人との間に、その作品が〈[丁度合うので]知ってる〉という世代がいるはずですよね。 ちょっとショック!を感じてしまいました。
まぁ僕は前の仕事でアニメビデオに少し携わってたので知識として知ってる作品も多かったですけど(最近10年くらいはもう分からない)、それでももうそんなに年月って経ってしまったんだ、と述懐しちゃいましたね。
ちなみに溯上に上がった作品は以下の2つです。

じゃりン子チエ 劇場版 DVD じゃりン子チエ 劇場版

販売元:ブエナ・ビスタ・ホームエンターテイメント
発売日:2004/12/17
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新世紀GPXサイバーフォーミュラ DVD ALL ROUNDS COLLECTION~TV Period~ DVD 新世紀GPXサイバーフォーミュラ DVD ALL ROUNDS COLLECTION~TV Period~

販売元:バップ
発売日:2003/01/22
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2006年5月31日 (水)

バラエティ マンガ書評 ②

日本一長い少女マンガをあなたは知っていますか?長いといってもいろいろあるが、連載期間だけでなく単行本の巻数から言っても、魔夜峰央「パタリロ」は群を抜いている。今月の発売でもう79巻。両さんやデュークにはかなわないが、それでも来年で連載30年はすごい記録だ。
少女マンガと言えるかどうかはともかくとして、主人公のマリネラ国王、パタリロ・ド・マリネール8世殿下(国王なのに陛下と呼ばせない)は永遠の10歳。他にものび太やカツオなどいるが、彼ほど破天荒な子供?はいないだろう。連載当初は紅顔の美少年だったが、いつのまにか[つぶれ肉マン]と呼ばれるのがふさわしくなってしまった。しかし畳み掛けるようにほとばしるギャグや期待をうらぎらないツッコミの展開は、男女問わず多くのファンを勝ち取っている。
また突然始まるアナザーストーリーでは、孫悟空やはたまた江戸の悪徳商人越後屋の主人などを演じてもピッタリはまる多芸ぶりも披露。これには作者のミーちゃんこと魔夜峰央の30年たっても輝きを失わないセンスも光っている。
パタリロの親衛隊、[タマネギ部隊]は、長年?の勤務から菱形の口はどんどん大きくなり、たしか天才科学者でもあるパタリロが作ったロボットの一家がいたはずだが今は全く音沙汰がない。連載も長くなるといろいろ辻褄が合わなくなるときもあって、まぁご愛嬌だ。パタリロのギャグには見習う?ところも多くあって、殺伐とした現代になんだかホッと安心させられる心和む一冊だ。

パタリロ 79 (79) Book パタリロ 79 (79)

著者:魔夜 峰央
販売元:白泉社
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パタリロ! スターダスト計画 DVD パタリロ! スターダスト計画

販売元:東映
発売日:2005/12/09
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2006年5月 5日 (金)

バラエティ マンガ書評 ①

連休中、たまって積読状態のマンガ単行本をまとめて読んでる。
「太陽の黙示録」11巻・かわぐちかいじ[小学館]
大地震により日本が南北に分断された後、北は中国・南はアメリカに援助・管理される中、それぞれに絶望が支配する二つの日本で、運命に抗いながら日本を取り戻そうとする若者たちの物語。
かわぐちかいじらしいスケールの大きな近未来政治ドラマ。モーニングに「ジパング」を連載しながら、よく2つも誇大なストーリーを併載できるなと思う。ビッグコミック誌では政治物を連作してたがあまり長く続かず、前作「イーグル」で日系人のアメリカ大統領の話でようやく11巻保った。この「太陽の黙示録」はまだこれから佳境に入るので、まだ倍はいきそう。第51回小学館漫画賞受賞作である。
「よつばと!」5巻・あずまきよひこ[メディアワークス]
電撃大王でブレイクした「あずまんが大王」[あずきよ]2作目。年齢不詳の[よつば]ちゃん(幼稚園にも行ってない?)とおとうさんが(奥さんは?)都会へ越してきて、お隣の一家やおとうさんの友人[ジャンボ]たちと楽しく暮らす日常を描いたほんわかとしたストーリー。(夏休みだけで2巻以上使ってる)
さすがに小学生になればそのへん分別つくだろう、ということも[よつば]ちゃんには関係なし。子供ならではの以外な表現や反応が、僕らにも忘れさせていた童心を呼び起こしてくれる。子供の心理を正しく?ついてる[あずきよ]って子供いたっけ?
「プ~ねこ」2巻・北道正幸[講談社]
アフタヌーン誌上で、[スカパラ][ぽちょむきん]でストーリーギャグのセンスが光ってたはずの福井出身北道正幸が、あきっぽい?のも災いして原稿落としがち。とうとう打ち切られたものの、合間にやってた4コマのネコ漫画[ああ教祖さまっ]が逆に人気あがって、ネコを主人公?にして連載を始めたこの作品。
ネコが擬人化して人と会話するのだが、ネコのかっこのまま、人と同じ立場・視点で人との日常に溶け込む、前作のままのスタンスなのだが妙に面白い。ときおりネコと全く関係ないストーリーギャグを織り込むのは未練か愛嬌か?僕はそのほうが好きだが・・。もっと仕事に身を入れてくれたら、久しぶりのギャグの大家になる予感もあるんだけど。

ところで、香林坊109地下に3月オープンした「ブックスなかだ」はけっこうほしい本が揃っている。コミックコーナーはもとより、鉄道コーナーも充実。政府の「○○白書」系もズラリ。平日日中動けない者としては、県の刊行物もぜひほしいところだが、これは残念。
109は元「北国書林」。喜久屋書店の撤退の後でもあるだけに、どこまで続くでしょうか?

太陽の黙示録 vol.11 (11) Book 太陽の黙示録 vol.11 (11)

著者:かわぐち かいじ
販売元:小学館
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よつばと! 5 (5) Book よつばと! 5 (5)

著者:あずま きよひこ
販売元:角川(メディアワークス)
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プーねこ 2 (2) Book プーねこ 2 (2)

著者:北道 正幸
販売元:講談社
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2006年3月12日 (日)

黒田・三十六計!

H_120 最近「平田弘史」の精力的な活動には恐れ入る。リイド社の月刊「コミック乱TWINS」に連載の[黒田・三十六計]も早6巻目が発売である。20年前の連載が中断のやむなきに至ったものを、乱TWINSで久しぶりに執筆活動されている。
戦国時代の黒田官兵衛の秀吉の下での華々しい活躍は誰もがご存知でしょうが、元々播磨の小寺家の家老。若いころからの波乱に満ちた生き様、小国の出ゆえの戦国の世の家名を残す難しさ、その生い立ちなど黒官の一生は知らない人も多いでしょう。大河ドラマにしても良いくらい面白いです。中断されたコミックを持っていて、ぜひ続きを読みたいと願っていた作品でした。
あれほど寡筆な平田弘史氏なのに、此処最近は[リイド社][青林工藝舎][マガジンファイブ]などで、昔の作品が復刊や作品集として毎月のように発売されている。ファンにはうれしい限りだが、あっという間にそれらだけでも20冊ほどたまってしまった。
テレビのぬるい時代劇より、本当の日本の歴史は人間の凄まじい生き方が連綿と続いているのたぞ、と教えてくれたのは平田弘史の漫画です。凄惨な画力の中にも清清しい人間愛もあり、とりこになる作品群です。[薩摩義士伝]もぜひ再開してほしいですね。

Book 黒田三十六計 6 (6)

著者:平田 弘史
販売元:リイド社
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Book 怪力の母 3 (3)

著者:平田 弘史
販売元:リイド社
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駿河城御前試合―南条範夫原作集 (下巻) Book 駿河城御前試合―南条範夫原作集 (下巻)

著者:平田 弘史
販売元:マガジン・ファイブ
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座頭市―平田弘史作品集 Book 座頭市―平田弘史作品集

著者:平田 弘史
販売元:マガジン・ファイブ
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御用金 Book 御用金

著者:平田 弘史
販売元:マガジン・ファイブ
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新首代引受人 1 (1) Book 新首代引受人 1 (1)

著者:平田 弘史
販売元:講談社
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2006年1月22日 (日)

マイナー漫画家自慢? PART④

今日は午前はいい天気だったけど午後から雪が降ってきて、結局出かけなかったのでまた本の話をします。
買っていても読むのが追いつかず(いわゆる積読)、10月発売のをやっと今日読み終えた、諸星大二郎「魔障ヶ岳」。久しぶりの妖怪ハンターシリーズで、稗田礼次郎は講談社の[メフィスト]に移っていたのですね。
諸星大二郎は30年以上前から、考古学や神話、果ては幻想的な妖しの空間を題材に、奇抜なアイディアと独特な図柄から、多くのマニアックなファンがいます。しかし長期連載を始めると、この人もまた雑誌を休刊させてしまう?魔力があるようで(西遊妖猿伝で週刊アクションやコミックトムなど)。
しかしオムニバスや1巻ものの大判単行本では独特の作品世界を描いて数多く出版されています。中でもこの妖怪ハンターシリーズは、出版社を移りながらも永年不定期に続けられるベストセラーと言ってもいいでしょう。昨年末には初めて実写映画化され、[生命の木]が阿部寛主演で「奇談」というタイトルで上演されました。また講談社より初の小説も上梓し「キョウコのキョウは恐怖の恐」として絶賛発売中です。これはまだ購入してませんが、彼の単行本はこれまた40冊以上は所有しとります。
彼の作品スタイルとアプローチは違いますが、同じジャンルの作家として[星野之宣]がいますが、彼とも親交があるようです。この人も宗像教授シリーズが潮出版社から小学館にトレードして続けられています。いずれ取り上げましょう。
あなたも妖しの世界へいかがですか?

魔障ヶ岳ー妖怪ハンター Book 魔障ヶ岳ー妖怪ハンター

著者:諸星 大二郎
販売元:講談社
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キョウコのキョウは恐怖の恐 Book キョウコのキョウは恐怖の恐

著者:諸星 大二郎
販売元:講談社
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宗像教授異考録 1 (1) Book 宗像教授異考録 1 (1)

著者:星野 之宣
販売元:小学館
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2006年1月12日 (木)

「火消し屋小町」再放送スタート

出初式の記事を書いて、消防がちょっと身近に感じられた矢先、NHKの[よるドラ]に以前放映してた池脇千鶴主演の「火消し屋小町」の再放送が始まった。一年半前に放送してたし、ビッグコミックオリジナルに[逢坂みえこ]が原作を書いていて読んでいた。
テレビはほとんどNHKしか見ないし、ドラマも大河ドラマぐらいしか見ない中で、数少ないドラマを見る枠の[よるドラ]は月~木の23時~23時15分。ときどき面白いのをしていた(ともさかりえのロッカーのハナコさんとか)。
就職するとこがなく、いやいや消防学校を受けて合格・卒業し消防士に目覚めていくストーリーは、女性を主人公した視点も含めてユニークで、小柄な池脇がホース口を持って消火するなど現実には難しい設定も、コミカルな物語や時にはシリアスな展開が視聴者を引き込んで人気を博した(だから再放送してる?)。そういえば山寺宏一がおかま?役をやっていたし、隊長役の細川茂樹もこれで知って好きになった。
滋賀の取引先の人が以前消防団に参加していた話を丁度年明けに伺っていたし、年末のBSアニメで「め組の大吾」をやっていて録画していた。今年は正月から消防づいてるかな?
ドラマも面白いし、マンガもよかったので、ぜひみなさんも見てミテください。

また、よかったら左の[人気blogランキング]バナーを1日1回ぜひクリックお願いします。

火消し屋小町 DVD-BOX DVD 火消し屋小町 DVD-BOX

販売元:NHKエンタープライズ
発売日:2004/10/22
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Book 火消し屋小町 (4)

著者:逢坂 みえこ
販売元:小学館
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ロッカーのハナコさん-全集- DVD ロッカーのハナコさん-全集-

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2003/02/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ロッカーのハナコさん (1) Book ロッカーのハナコさん (1)

著者:石井 まゆみ
販売元:集英社
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め組の大吾 (10) Book め組の大吾 (10)

著者:曽田 正人
販売元:小学館
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2006年1月10日 (火)

マイナー漫画家自慢? PART③

今年一発目のマイナー漫画家紹介は、もはやマイナーとは言えない「唐沢なをき」。しかしコミケでブースを持ってる漫画家は一般的とは言えないのでは?(そう言ってしまうと「みなもと太郎」もか?いまや多くのプロがブースを持ってるらしい。)最近彼は精力的で、昨年秋から[画業21周年(ぐらい)記念三社合同キャンペーン]なるものが実施されている。
単行本はあまり長期連載がなかったもので、単発に各社から多くの本が出ているが、シニカルなギャグに一部スプラッタも入り、あの図柄だから許される表現もあってかなりおもしろい。お勧めはPC雑誌[週刊アスキー]に連載の「電脳なをさん」。自らを含めたMACユーザーを揶揄した内容で、自虐的にMACの欠点?をおかしく昔のマンガなどパロディしながらギャグを飛ばしている。数少ない長期連載だか、1週2ページのため単行本になるのも遅いし普通の書店でまず見かけない。PC系の強い本屋か東京くらいでないと・・。
作家・カルトマニアの「唐沢俊一」の弟であることはあまりにも有名で、彼との共著も出版している。マイナーとしたけど実はとっくにメジャーな漫画家で、でも単行本を揃えるのがたいへんというとこでしょうか。僕は40数冊持ってます。
探すのが難しかったら、古本屋などで探してみてください。ネットで買うという手もありますね。

唐沢なをきの幻獣事典 Book 唐沢なをきの幻獣事典

著者:唐沢 なをき
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

カラサワ堂怪書目録 Book カラサワ堂怪書目録

著者:唐沢 なをき,唐沢 俊一
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

さちことねこさま (2) Book さちことねこさま (2)

著者:唐沢 なをき
販売元:エンターブレイン
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Book 電脳なをさん (5)

著者:唐沢 なをき
販売元:アスキー
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2005年12月24日 (土)

三十三間堂の通し矢

Img_9740s 京都では、これもかねてからの念願であった蓮華王院、通称三十三間堂へ行ってきた。ここは平田弘史の漫画「弓道士魂」にもあった江戸時代からの「通し矢」というものが連綿と続けられてきた舞台である。三十三間堂は本来、千躰の千手観音ほか、多数の国宝が眠っているお堂だが、堂の長さ約120メートル、柱の間が3.6メートル、33あってそれで三十三間堂という。この外縁を手前から向こうまで廂にも当てず[矢]を射通す、[通し矢]という競技が江戸時代、武士の間で命がけで行われてきた。24時間の間に何千本もの矢を射通す、藩のメンツや武士の魂をかけたその事実は、上記漫画にも詳しいが、現実の堂を目の当たりにして、深く感銘を受けました。
Img_9747s 堂の柱や廂を見ると、今でも右側に鉄板で木材を保護した跡があり、なんと廂に当った矢も一本、わざとかもしれないが保存されていた。堂内の廊下の梁には、競技で射抜いた数を記念して、掲額が掲げられていたし(ススでほとんど読めないが)、絵馬も奉納されていた。漫画で読んだ[星野勘左衛門]の物もあった。そのすさまじい事実を確認できてとても有意義でした。
しかし今回も果たせなかったのが[二条城]城内に時間が遅くて入れなかったこと。4時入場打ち切りは早すぎますって。
Dsc01291 最後に京都駅にたどり着いたら、そういえば今日は・・。こういったイルミネーションはあちこちに増え、すこしは景気回復した証しなのかな、と思わなくもないが、自分にはあまり関係ないみたい・・。



Book 弓道士魂 完全版―平田弘史作品第5集 京都三十三間堂・通し矢物語

著者:平田 弘史
販売元:マガジン・ファイブ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2005年11月17日 (木)

マイナー漫画家自慢? PART②

「全部実話です(笑)」。[吾妻ひでお]の「失踪日記」は驚愕でした。80年代のSFマンガの世界では影響を受ける作家も多く、賞もいくつか取り「大家(たいか)」と呼んでも差し支えなかった吾妻ひでお氏が、90年代活躍が聞かれなかったなと思ったら、こんなことになっていたとは・・という書物です。
「突然の失踪から自殺未遂・路上生活・肉体労働、アルコール中毒・強制入院まで。波乱万丈の日々を綴った、今だから笑える赤裸々なノンフィクション!」という帯もついています。そんなすさまじい生き方?を淡々と描き、「実体験の凄さはもちろん、絵も含めた『漫画作品』として完成度が高く本当に面白い。」と「とり・みき」も絶賛!このマンガを読むと、自分もどうかなったとしても、どうにかなるもんだ。とか思ってしまうほど深刻さが見えず(残されていたご家族はさぞ深刻だったと思うが)、今の世でも、住所不定身分不明でも就職できちゃうんだなぁ、とへんなところに感心。
現在は無事自宅にお戻りですが、うつ病の症状はずっとあるらしく、同人誌「産直あづまマガジン」や角川書店の「comic新現実」に[うつうつひでお日記]を掲載、読者を一緒にうつうつの世界へ導いています。どうもこの手のマンガを読むと、影響を受けやすいですね。
氏の持っている魅力は誰もが信じているので、早くいろいろと良くなってほしいです。

失踪日記 Book 失踪日記

著者:吾妻 ひでお
販売元:イースト・プレス
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2005年10月16日 (日)

マイナー漫画家自慢? PART①

ちょっとカゼ気味で今日一日外に出なかったので、ブログを書くのを続けて漫画の話にします。
漫画蔵書は家に2500冊はありますが、その多くはあまり有名でない?(漫画の世界では有名だよな)いや一般的でない作家の本です。僕の周りの知り合いも結構マイナー好きで、マイナー所有自慢でもないですが、それらをときどき取り上げたいと思います。
第一回目は「花輪和一」。(うわっ!いきなり濃い!)彼も歴史物というか古典?に題を求めるものが多いのですが、しかしなによりその独特な世界観とおどろおどろしい描写。初めて彼の画を見た人はその気味の悪さに思わず本を閉じてしまうかも知れません。(「朱雀門」など)しかしよくよく読み進めると、そこはかとなくストーリーは清涼・洒脱・軽快、こっけいでもあり読後感は決して悪くなくスッキリとしている。そしてよく名もない少女を主人公にしているが、彼女の目を通して、なにものか判らないけど光るものがあの世界の中に見える気がしています。
また、「コロポックル」などメジャー誌向けに描いた物は、気味悪さを押さえメルヘンファンタジーにさえなっています。
しかしなにより、彼の運命を変えた事件があり、その後の作風にも大きな変化が見られたのは・・。
実は1994年に、改造拳銃所持の容疑で逮捕、約2年の服役という事件があり、彼の漫画家生命も終わりか・・と思ったのですが。ところがなんと彼は出所後に、その刑務所暮らしの2年間を克明にかつ淡々と、一切を漫画化したのです。「刑務所の中」と題したその本は、日々の食事や作業の様子、服役囚の行動制限など、今までビジュアル的に一般人が知りえなかった事実を、漫画家であることを最大限生かして描写しました。そして当時一部でセンセーションを巻き起こし、山崎努を彼に見立てて映画化もされました。また今では、拳銃を持ってしまったころの行動と精神的な様子を、彼の得意な中世の少女の描写と複雑に絡めて「刑務所の前」としてビックコミックオリジナル増刊に連載していました。
特異な花輪ワールドに踏み込んで見たい方は、ぜひ覗いてみてください。

刑務所の中 Book 刑務所の中

著者:花輪 和一
販売元:青林工芸舎
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刑務所の中 特別版 DVD 刑務所の中 特別版

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2003/08/22
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2005年10月15日 (土)

今、平田弘史が熱い!!

みなさん、「平田弘史」という劇画家をご存知でしょうか?漫画、こと劇画の世界では「さいとうたかを」のみにあらず、時代劇画を描かせれば右に出るもの無し!という存在です。貸本時代の約40年前から描き続け、彼の劇画界へ入る数奇なきっかけ(元水道ポンプ屋)、極端な寡作(貧乏になったら描く)など、伝説的な人物ではありました。しかしここ数年の旺盛な創作活動、出版各社からの多くの復刊・単行本化によって今、熱く再注目されているのです。
氏の時代劇画は、妥協を許さぬその残酷なまでの描写力(昔の武士道は確かに掟などに厳しく、テレビ時代劇がアマアマである再認識)、下級士族たちの執念の生き様、そしてその中にも光る一筋の人間愛など、かつての日本の確かにそのときあったはずの人々の姿が、なんともリアルに描かれているところが魅力なのです。本当の時代劇がここにある!本宮ひろ志など、氏に影響を受けた漫画家も数知れず居ます。
僕は十数年前に講談社の「アフタヌーン」でCG作画掲載された「新・首代引受人」の凄惨な描写に驚愕し、また誠を貫く人間愛に涙し、感激しました。それから当時、氏の単行本で買える物は買いあさり、中野の「まんだらけ」で展示してあった50~60cmほどの直筆画の前で動けなくなり(たしか70,000円ほどか?今にして思えば買っておけばよかった!)、しかし寡作のためそれ以上得るものあたわず、といった状態でした。
最近の復刻ブームはうれしい限りですし、新作も毎月のように描かれていて楽しみなのですが、いつまたへそを曲げて、「もうかったからしばらく描かん!!」と言い出さないかヒヤヒヤです。
単行本は[青林工藝舎][マガジン・ファイブ][リイド社]などから、連載はリイド社の[乱・TWINS]に「黒田・三十六計」が掲載中です。氏のHPも、独自の宇宙観や得意な電気・機械工作についても書かれているので、ぜひ立ち寄ってみてください。

駿河城御前試合―南条範夫原作集 (下巻) Book 駿河城御前試合―南条範夫原作集 (下巻)

著者:平田 弘史
販売元:マガジン・ファイブ
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平田弘史時代劇画選画集―武士(MONONOFU) Book 平田弘史時代劇画選画集―武士(MONONOFU)

著者:平田 弘史
販売元:ラピュータ
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2005年9月30日 (金)

ゆうきまさみ について

最近公私とも忙しくて(ブログ書いてるからか?)なかなか本が読み進みません。やっと合間見つけて、今月出た、ゆうきまさみの新作「鉄腕バーディー」10巻を読みました。
ゆうきまさみは、みのり書房の「OUT」にパロディまんがを描いているころから注目してはいましたが、特に「機動警察パトレイバー」は洗練されていましたね。あれ以来のSF、というか十数年前に増刊サンデーで短期集中連載してましたが、今はヤングサンデーでリプレースして長期連載中です。
彼の作品は初期のころ、そのギャグセンスについていき、ほのぼのハチャメチャのセンターラインを行くのかと思い、またSFセンスもベースラインがしっかりしていて、小説化にも耐えうる内容と構成に、読後感も満足行くもので、単行本をそろえていました。しかし歳とともに(作者と自分とも)、テーマやストーリーもぬるくなり、テンポやスピードが遅くもなりかなりダラダラしていった感があります。「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」や「KUNIE」あたりは特に!
で、この「鉄腕バーディー」が久しぶりのSFで、未完の人気作の待望の再登場として期待されていましたが、どうもそのダラダラ感が引きずられてしまっています。もはや10巻到達なのに、ストーリーはぜんぜんテンポよく進行していません。以前の氏ならばこの作品、3巻分くらいのものだったでしょうか(思うに、親切な状況説明が多いのか?編集がそれを要求しているとすると、今の若い読者は読解力がなさすぎるのか?)。自分も歳とった分、ペースが合うのかと思いましたが、どうもこのダラダラ感、時間のない中で読むには苦痛にも似た心持ちになります。昔のようにスパッとしたギャグを復活してほしいですね。彼にはその力がまだあると思うんですが!!

鉄腕バーディー 10 (10) Book 鉄腕バーディー 10 (10)

著者:ゆうき まさみ
販売元:小学館
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2005年9月18日 (日)

小松基地 航空祭'05

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数年ぶりに、航空自衛隊小松基地の航空祭に行ってきました。晴れ渡る、いわゆる澄み切った空、防空任務に影に日に日夜訓練に励んでいる隊員の晴れ舞台に相応しい一日。早朝から、毎度のことですが各地からたくさんの来場者で大渋滞。最初から自家用車をやめて金沢からバスにしましたが、一番車に満員で乗れず、さらに基地周辺の渋滞で1時間半もかかり、やっと9時半に基地内に入れました。中はすでに見学者でいっぱい!年齢層も幅広く、自衛隊の日ごろの関心の大きさに改めてうれしくなりました。
いろいろ賛否はありましょうが、やっぱりF-15はかっこいいですな。小松といえば長いことF-4EJファントムでしたが、306飛行隊の97年改編でF-15に303飛行隊とともに統一されました。ファントムといえば新谷かおるの「ファントム無頼」。日本の空は長く彼らに守られてきました。F-15もロングセラーとなり、つねにスクランブルに待機しています。日本海中央の重要防衛拠点を託していることを、忘れないでいてほしいですね。
しかし今日も暑さにのぼせて、午後のブルーインパルスを待たずに帰ってきました。
航空祭の様子は、アルバムにも載せておきます。

Book ファントム無頼 (1)

著者:史村 翔,新谷 かおる
販売元:小学館
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2005年9月15日 (木)

けんこう?診断

きのう定期健康診断を受けにいきました。松任中央病院で午前いっぱいまで。ここでは胃は胃カメラを飲みます。鎮静剤も注射するので、僕のように効く人はしっかり麻酔を打たれたように、カメラを入れられる前に意識を失ったりします。仮眠ベッドで1時間、ぐっすり眠るのですが起こされてもまだへろへろ。そんな状態で診断を聞きます。いつものことですが逆流性食道炎の裂孔ヘルニア。胃が閉まりきらず食道を消化しかかるので胸焼けがひどかったりします。最近患者も増えてるようで、同じ会社の人でも何人か罹っています。完治させるには大手術しかないので、胃酸を押さえる薬を常備しています。医者は深刻なことは言わないのですが、患者としては、これガンとかにつながらないのかな?と不安になったりします。僕は穴という穴に皆カメラを入れられたことがあるので(膀胱は毛細血管で桜色してきれいですよ)、慣れっこですが、皆さんは持病とかないですか?
隣に住む姪っ子が看護師を目指して専門学校で勉強中です。今いろんな医科を研修中ですが、マンガで言えば、佐々木倫子の「おたんこナース」にあこがれて?いるみたい。理想ばかり目指すより、この作品のようにシビアな現実が目の前にあるということを早いうちから知っておくのもいいのかもしれないけど、でもちょっと夢がなさすぎ??

おたんこナース (6) Book おたんこナース (6)

著者:佐々木 倫子
販売元:小学館
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2005年9月11日 (日)

港の床屋

昨日近所の親戚の床屋さんへ行ってきました。マスターも写真が好きで、店に白山行った時の写真とかいろいろ掛けてあります。週末自転車で外を撮りに行きかったのですが、秋雨前線のため雨通しとなり、床屋といえば・・でマンガの話をします。
長らく講談社「モーニング」に連載していた小池田マヤの「バーバーハーバー」最終7巻が出ました。遠恋の末、とうとう皆人と東子さんゴールインです。大阪千里でヘアーサロンを営む馬場皆人と、彼のほのぼの~とした[メルへん]に惹かれた製薬会社勤務の鹿崎東子と、彼らの周りのなにかとくせのある友人・家族たちが織り成すほのぼのストーリー。変則4コマで、最初は少し読みにくかったけど、慣れるとテンポよく話も読み進み、なぜいままでこんなコマ構成がなかったんだろう、と思うくらいです。作者が理容界に取材し床屋さんの詳しい内情もふんだんに出てきます。(美容師がカミソリ持っちゃいけないって初めて知った!)全国理容生活衛生同業組合連合会(長い!)から「理容チョキちゃん大賞」を受賞したり、業界では結構人気!!
千里で遠恋ってところが一時期自分とダブッたりして、思い出に残る作品となりました。マンガは無事ゴールインしましたが・・。なにはともあれ完結してよかったです。これでモーニングは買うほどのことはなくなってしまいました。ちなみに10年後の続編が、講談社のe-mangaに掲載中です。

バーバーハーバー 7 (7) Book バーバーハーバー 7 (7)

著者:小池田 マヤ
販売元:講談社
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2005年9月 2日 (金)

隔世の金沢駅

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新幹線を数年後に迎えるにあたって、十数年前から金沢駅の大改築工事が続いていましたが、この春表玄関というべき東口が完成しました。伝統のある古都金沢には似つかわしくない大ガラスドームに、鼓門という名がついているとおり日本の伝統芸能につきものの鼓を模した木製の大門が、金沢を訪れた人々をやさしく迎える・・という設定だそうです。年々少なくなったとはいえ大雪が降った日にはこのガラス大丈夫かいなと、地元でも意見はまちまちです。だいたい西口ができたときも、有名な芸術家のかも知れませんがあまり意味がつかめない大きなオブジェが、デンと正面に鎮座しあまり評判は芳しくなかったと記憶しています。どうも金沢の公共建築現代美術は統一性がないというか、コンセプトが全国に対して訴えるものがないような気がして残念です。
さて、なぜここで金沢駅前を取り上げたかというと、今から20年前に金沢を訪れた響子さん、そう高橋留美子の「めぞん一刻」で金沢駅前が描かれていました。当時は長年の金沢の顔であった国鉄金沢鉄道管理局の駅ビルで、大好きなマンガで地元が取り上げられるのは大変うれしいものでした。傷心?の響子さんがひとり旅に出たのを、五代が追いかけて・・というシチュエーション。上野駅で一刻館のみんなから逃げるように響子さんが乗った列車は客車時代の夜行急行「能登」。兼六園から、今はなき?「江戸村」を回り、能登一周観光バスに乗って温泉宿に泊まる・・という当時王道の観光ルートをたどって最後に露天風呂でバッタリ出会う、マンガらしいドラマを楽しませてもらいました。これでも作者の高橋留美子は金沢には全く来ず、資料写真だけで描いたというのですから・・。せっかくだからぜひ来てほしかったですね。
この「めぞん一刻」、今小学館から「高橋留美子コレクション」の小雑誌として復刻発売され、再来週いよいよ最終16号です。当時僕らの年代のマンガ好きは皆夢中になった「めぞん一刻」、ぜひ今の若い人たちにも読んでほしい一作ですね。

めぞん一刻 (1) Book めぞん一刻 (1)

著者:高橋 留美子
販売元:小学館
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劇場版めぞん一刻 完結篇 DVD 劇場版めぞん一刻 完結篇

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2001/12/19
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2005年8月19日 (金)

あしゅらおう・・

19日、自分の勤めている会社で、ホテルで取引先をご招待してパーティがありました。散会後、最上階のラウンジで2次会がありましたが、そのとき久しぶりに高速エレベーターに乗ってスルスル上ったときに思い出したのがこのフレーズ。何かというと、光瀬龍原作、萩尾望都作画の名作SF、「百億の昼と千億の夜」のワンシーン。悉達多(シッタータ・仏陀のこと)が阿修羅王とともに、弥勒に会いにトバツ市の地下、摩尼宝殿へ行くときに初体験したエレベーターの感覚に思わず叫んだ、あれです。なんのことかわからない方はぜひ、読んでください!
今から20年前ころは、萩尾望都といえばSFコミックの代名詞でした。自分は第二期作品集17巻シリーズを所有してますが、「百億・・」はそのうち①②巻です。その他「ウは宇宙船のウ」など原作つきや、火星を舞台にした「スター・レッド」、クローン人間を先取りした「銀の三角」など、宇宙や時空を織り成す幻想的な彼女のSFの世界は当時虜になったものです。そうそう、野田秀樹の夢の遊眠社で舞台化された「半神」。その舞台でのヒロイン役を演じた山下容利枝は、中学の同級生でした。いまは昼ドラでおばさん役です。(ふしぎ発見でリポーターをしていたようですが、そのころは見てない)話が逸れましたが、コミックはいまなら文庫版が手に入りやすいでしょう。今年は宇宙進出復権の年ですから、ぜひSFも復権してほしいものです。

Book 百億の昼と千億の夜

著者:光瀬 龍,萩尾 望都
販売元:秋田書店
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2005年8月 6日 (土)

風雲児たち!

江戸時代をテーマにした小説、通史、はたまた教科書の記述などいろいろあれど、これほどまでに登場人物がいきいきと描かれ、また江戸時代の時の流れの必然性をリアルに(ギャグなのに)とらえた書物(マンガだがあえて)があったろうか、というのがこの「風雲児たち」です。江戸時代のはじまりと終わりには、連綿と因果がつらなり、日本人であるがゆえに現代もかくある世の中になっているんだなぁと、痛感させらてしまいます。(江戸時代と現代、なんら変わってないじゃないか!)
昭和50年代前半から、潮出版社の「コミックトム」(横山光輝の三国志で有名)に連載され、掲載誌が廃刊されるとインターバルを少し置いて、現在は「さいとうたかを」が鬼平犯科帳を連載するために作ったリイド社の「乱」誌にその場を移して「風雲児たち 幕末編」として連載中です。みなもと太郎氏のもはやライフワークで、その筋ではかなり有名で、学校教育に使用するところもでてきています。江戸時代の中の数々のできごとの本質をつき、今まで常識と思われていたことの見方を変えたり、特に「田沼意次」に再評価を与えたことでも知られています。もともと幕末を描きたかったのが、そのためには関ヶ原から描かなければいけなくなったと、長期連載になり、やっといま幕末ですが、読者の心配は、彼の命数尽きるまでに完結してくれるのだろうか・・なんてことに。。みなもと太郎氏は同人誌も精力的に描かれて、外伝などをコミケで販売されていますが、通販もしていたときに購入したら、自らサインと梱包、ご丁寧な一文も入れていただき、感動しました。永い連載も読みたいですが、完結も待ち遠しいです!

風雲児たち 幕末編 7 (7) Book 風雲児たち 幕末編 7 (7)

著者:みなもと 太郎
販売元:リイド社
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2005年7月29日 (金)

眠らせナイツ!!

パソコン雑誌で長年人気の「週刊アスキー」に「EYECOM」時代から10年くらい絶賛連載中の、水口幸広の「カオスだもんね!」。初期のころは、パソコン雑誌にあるまじき、パソコンになんの関係もなく、いろいろなスポットに取材していくレポートマンガでした。しかしこれが大人気!担当編集と毎回いろんなところに同行取材。30代前後の男性読者層にピッタリの、プラモや駄菓子などなつかしい商品の工場見学、流行のあそびスポット体験、はては風俗レポートまで。水口画伯のほのぼの?とした画風にもマッチして、いまやパソコン雑誌通じて最長の連載シリーズか?というほどのものです。最初パソコンにさわったことのなかった筆者も、いまやホームページを持ち作画にも使いこなし(ていない?)、そして編集長とラジオ番組にもレギュラー出演していました。そのパーソナリティとしての素質も開花し、インターネット番組も毎週更新され、サイトは変わりましたが現在「SEGA link」に「眠らせナイツ!」として好評オンエアー?されています。単行本は現在アスキーから13巻まで好評発売中!リアリィ~?

Book カオスだもんね! (14)

著者:水口 幸広
販売元:アスキー
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