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2011年5月18日 (水)

石巻は強い風が吹き、古紙が地層を成していた

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この週末、ようやく石巻に行ってきました。石川県の災害ボランティア派遣の結局第3陣ということで50人がバス3台で。

13日の夜出発し、なかなか車内では寝付けなかったが高速を乗り継ぎ三陸道を経て、早朝現地に着いて朝9時から作業スタート。

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途中バスから見る街中は、道路こそガレキはかき分けてどこも通行できるようになってはいたが、ショップの駐車場や路肩にはガレキや土のうがうず高く積まれ、破壊された自動車をも積まれたり数多く放置されたまま。
毎日それらを他県の重機が撤去に動いてるが、全く追いついていないようだ。


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さて僕らは10人ずつ班を組んでそれぞれの被災家屋に。

日本製紙の石巻工場に程近い一角の民家の泥カキ。

泥を掻いてると、軽い変な薄い地層があるんで不思議がってたら、日本製紙から流れてきた古紙が積もったんだそう!

被災地の方々の被害は様々で、同じ石巻でも家屋が真っさらにさらわれたところもあるが、僕らが派遣された先は家屋は一応建ち残っている。
でも津波は1.5mから2m襲い、壁にスジがくっきり。
海に近いが家屋が流されなかったのは、日本製紙の工場建屋がまるで防波堤みたいにその勢いを弱らせたかららしい。その代わりに紙の地層に覆われたのは痛し痒しなのか・・。

匂いはさほどでもなかったが、粉塵がすごかった。天気はいるあいだ良かったが風がとてもつよく、病原菌予防のため必需といわれてたゴーグルとマスクを常に携帯。カッパも上下着用してかなり蒸し暑く汗にまみれた。

そんな中老若男女、初めて会ういろんな経歴の仲間と石川県のビブスを着て頑張った。県を代表して来てるんだから恥ずかしいマネはできないからね。

他県からもたくさんボランティアにいらしてた。群馬のチームと隣り合わせになったり。
徒歩で道路を渡るときに地元の方々の車が真っ先に止まってくれるのがうれしい。自衛隊車輌と会釈しあったりねww。


二日目の作業は、住宅地のガレキを積み上げた公園前の側溝あげから。
これは泥がヘドロになってて、発酵臭がとても強烈で確かに気持ち悪い。
それでも僕らふた班20人の人海戦術で誰も体調不良にならず、なんとか無事にクリア。

午後に向かったのは町の牛乳屋さんの床下泥あげ。巨大な牛乳冷蔵庫がひしゃげてもう使用不能。なによりお客さんが被災して居なくなったという。身が立たず途方に暮れると言うご主人に掛ける言葉がない。

僕らは何かに取り付かれたように汗だくになりながら泥をかきあげるのみ。


二日間、作業時間的にはそれほどでもなかったがとてつもなく疲労した。
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果たしてそれだけの限りある時間で、どれだけのことが出来たというのだろう。微々たる成果でなかなかに達成感は感じられなかった。

県がお膳立てした工程で旅費負担もなく、ボランティアの入門編にしかすぎない今回の作業で大それたことは言えないが、それでもこれほどのちっぽけな行動ではわずかしか進まず、やはりもっと大勢の力と継続が必要だとひしひしと感じた。

余震・原発・衛生問題、いろいろリスクは考えられたが現地にいるとそんな思いは矮小でしかなく、被災現場も数多くの報道で既に見せられている。
現地に足を踏み入れないと気づかないこともあるかも知れないが、決して異質な地域のこととは思えなかった。それこそ町内会の清掃活動のように、大きな抵抗感なく入り込んでいけるんではないだろうか。

それぞれ出来ることからでいいのだけど、ぜひにも皆さんも前向きに、我が事のように思いを致してもらえたら、さらなる復興へのスピードも増すのではと。

僕も伝手とタイミングが合えば、継続してと考えていきたい。

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