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2010年10月25日 (月)

金沢市立の博物館リレー 3

Img_703214z 大手町から広坂方面に行くのに、白鳥路を通りました。ここは金沢城の内堀のひとつでしたが埋め立てられて今はジャリの遊歩道。しかし僕の子供のころはただの舗装道路で夜は暗い裸電球の街灯しかないさびしい道でした。姉が大手町駐車場でバイトしてて、付いていった帰り道がとても怖かったのを覚えています。
けど今やこの三文豪の銅像が迎えてくれます。左から室生犀星、泉鏡花・徳田秋声。それぞれ何持ってるか、初期の金沢検定ではよく問題になったとか。
Img_703229z んで「金沢能楽美術館」へ。ここは全国でも珍しい能楽だけの美術館。金沢は江戸時代の武士のたしなみだった能楽の、特に盛んだった土地。大名がよく保護した支援したと言いますが、前田家はハンパじゃなく、宝生流を特に愛好したことから「加賀宝生」が確立。庶民にまで広まり「金沢は空から謡が降って来る」と例えられました。
Img_703264z しかし廃藩置県になって、おびただしい前田家の能コレクションも維持継続がかなわず、各地に売り立てられました。しかし、前田家に負けず劣らずの能愛好家、彦根の井伊家が特に明治期の直忠氏がコレクションに勤しみ、多くの前田家旧蔵品を所有。そこで現在彦根城博物館が所蔵してる前田家旧蔵品の一部が今回里帰りってわけです。
能そのものは、実は公演見たことないですが、今は一番難解な伝統芸能ってとこですかね。狂言は何度も見てるんだけども。
Img_703241z さて中央公園の旧四高、石川近代文学館に来ましたよ。ここは現在の金沢大学の前身ってことで、数々の偉人が歴代OBとして名を連ねています。要チェックですよ。
鈴木大拙・西田幾多郎・藤岡作太郎は金沢の三太郎。とか。

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特にこの外にあるブロンズ像群も押さえとかなきゃいけません。
これは四高記念碑って言って金沢出身の日本芸術院会員吉田三郎氏の作で、明治大正昭和の四高生の姿だそう。



Img_703263z ここは単なる四高OB館じゃなくて、石川の近代文学館。だから東山とも重複しますが、文学は苦手なジャンル。こうやって資料を押さえてあとで熟読です。
あっ、そうそうここは県立だから、朝買った年間パスポートは効きません。けど団体割引にはなりました。

Img_703256z そしてなにより、今日はちょうど金沢在住の女流マンガ家、波津彬子氏の原画展をやってました。ここでね。
彼女は特に、旧朝日ソノラマの「眠れぬ夜の奇妙な話」、今の朝日新聞社「ネムキ」に連載してる「雨柳堂夢咄」で有名。画業30年とこの作品20年を祝う今回の原画展。色彩と描線の魔術師、と言われる独特の世界が女性たちから絶大の人気を得てるらしい・・。
らしいというのは、「ネムキ」は諸星大二郎の「栞と紙魚子」シリーズで知ってるけど、この人はアウトオブ眼中だったしなぁ。金沢在住のマンガ家は何人か居るのは知ってたけど、この人は知らなかった・・。泉鏡花の作品とかマンガ化してるようだし、幻想的な世界や歴史的なものに造詣もあるようなんで、サイン本をまだ売ってたからそれ買って、途中の巻だけど読んでみてハマったら注目してみよう。

ちょっと寄り道というか、本道からそれちゃったんで、今日はこのへんで。
土日にたくさんイベント行ったんで、それらがつまってんだけどね。

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