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2009年1月20日 (火)

金沢が「歴史都市」第一号

Img_72899z このたび国土交通・農林水産・文化の三省庁からなる、「歴史まちづくり法」においての「歴史都市」に、金沢市など5都市が第一号の認定を受けました。
歴史まちづくり法では、認定した歴史都市の「歴史風致維持向上計画」に基づき、文化財保全や文化財周辺の景観向上に国が支援していくことになります。
金沢市のほか、岐阜県高山、滋賀県彦根、山口県萩、三重県亀山の各市が第一号の認定都市となりました。
Img_78349z 金沢市の歴史的風致維持向上計画には、今年度から10年間で実施する60事業が盛り込まれ、そのうち3事業の今年度採択を即日国交省に申請しました。
西外惣構の升形復元事業、西内惣構の緑水苑復元事業、にし茶屋街と寺町寺院群を結ぶ連絡路修景整備事業で、採択されれば補助率の高い支援を活用できます。
Img_85416z そのうち「升形」とは、城下を堀と土塁で囲った惣構の交通要所に設置された防御施設で、四方を土居で囲って升のような空間を作り敵の侵入を防ぐためのものでした。現在の金石街道である宮腰往還の入口に設置された升形跡地の敷地の一部を取得していた金沢市は、これを機に本格復元を目指してさらなる用地取得を目指します。
Img_89845z 金沢の歴史的風致維持向上計画では他に、主要な歴史景観道路の無電柱化や、坂道、用水沿いの修景整備など。また、2013年度までに本多町に金沢出身の世界的仏教哲学者、鈴木大拙の記念館を建設し、2012年度以降に土清水塩硝蔵跡の復元を目指しています。
特に費用のかかる無電柱化には大きな助けとなり、今年度末から来年度にかけてかなりの距離の無電柱化が進む予定です。そして無くなる予定の電柱には、いつまでに無くなるという予告シールも貼られることになりました。
電柱のないすっきりとした空の見える、400年以上戦災に逢ってないいにしえの情緒たっぷりな金沢の歴史的景観を守るための、またひとつ強力な援護ができましたね。

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