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2008年12月29日 (月)

犀川大橋が新しい"色"をまとって姿を現した!

Img_104630z ごぶさたしてました。多忙と風邪ひきとで、しばらくカキコミはお休みしてたのですが、にしてもこの12月は、なんと江戸のことしか書いてないのに気づきましたw。
んで金沢のことをと思い、今年最後のお勤めに会社の大掃除をしてから、北陸の貴重な冬の晴れた今日街に出ました。
そうそう、「犀川大橋」の塗装塗り替えが順調に進み、上部の覆いが開放されたんでした。
Img_104634z 15年ぶりの塗り替えで、どんな色にするか市民にアンケートも取ったんですが、結局落ち着いた感じの青緑系の色になりました。以前の青系から、そんなに違わず、見慣れてないと変わったことにも気づかないくらいかも知れませんw。
まぁ僕は青系が好きなので構いませんがw。
Img_104636z 全体像はこんな感じ。62mとそんなに長くはないですが、金沢の繁華街、目抜き通りである国道157号線、旧北国街道に架けられた、金沢で一番重要な橋です。藩政期のころから400年以上架かっていて、もちろん何度も架け替えられてますが、今の橋は大正13年(1924)にワーレントラスの鉄橋に換えられてから現在まで健在の、登録有形文化財になるほどの古い鉄橋となりました。
Img_104638z 犀川大橋の上から犀川上流の眺めです。この先に自宅もあります。ずっとこの流れを見て暮らしてきました。僕も室生犀星に負けないくらい犀川に愛着を持ってますよ。
その室生犀星ゆかりの雨宝院はこの犀川大橋たもとすぐにあります。


Img_104640z よく見ると正面上部にあるはずの「犀川大橋」の銘板がないですね。まだ下部の塗装が終わってなく、来年2月の予定なので、完了してから取り付けられるのでしょうが、するとこの今の画像は貴重ということになりますなw。


Img_104642z 鉄骨に建造当時の製造銘板がありました。「大正十三年 日本橋梁株式会社 製作 大阪」とあります。





Img_104644z 橋の歩道には、この塗装直しを記念して、「犀川大橋の歩み」のパネルが並べられてました。いつもお世話になってる印刷オペのY氏がいる、○達写真印刷さまも"協力"に名を連ねていますw。
ではざっと見ていきましょうか。


Img_104645z 藩政期から当然木橋でしたが、たびたびの増水で流された犀川大橋も、明治時代いっぱい木製で架かってました。よく見ると犀川の水も、河床が浅いのか、はたまた水が多いのか、今と違って土手まで余裕がないですね。犀川の中流域では、この地点が一番川幅が狭かったので、洪水が起こるのもむべなるかな、です。
Img_104647z そこで大正8年(1919)、ようやく鉄筋コンクリートの橋に生まれ変わり、当時は永久橋と言われるくらい、もう大丈夫、と思われてました。路面電車を犀川より南部に通すためにも、頑丈な石橋にする必要性があったわけです。
しかしなんとわずか3年後、洪水でこれもあえなく流されてしまいました。
Img_104651z そしてそれから5年後の大正13年に、これでもう流されない(なにしろ橋脚がないのだから)、当時最新鋭のワーレントラス鉄橋が落成し、市民の喜びようは写真の通りでした。
それから84年、落ちずに現在も頑張っています。理論上はそれこそ永久橋だそうです。
Img_104656z 昔は豪雪もしょっちゅうでしたが、最近はこんな光景はあまり見られません。明日から雪が降るみたいですが、どこまで積もるのか期待?してみましよう。




Img_104658z 僕が子供のころから覚えがあるのは、写真のクリーム色のときです。その後9年ごとに、黄緑色、青色のグラデーション、と塗装しなおされてきました。それ以前もねずみ色、カーキー色時代があって、今回15年ぶりには最新技術を用い、微粒子の砂を高圧空気でサビを吹き飛ばし、耐久性の高いフッ素系樹脂で塗装されました。

Img_104671z 国内最古の単純ワーレントラス橋として、2000年に国の登録有形文化財に指定された「犀川大橋」。
新しい色を装い、これからも金沢の市民を安全に渡す、親しみある街のシンボルとして愛されていくことでしょう。

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コメント

犬山橋は近年道路橋が新しくできて、電車と一緒に走らなくなりましたね。犀川大橋も、昭和44年まで真ん中に路面電車が走ってました。

北陸新幹線も金沢から白山車両基地まですべての高架橋が工事に入りますが、主な橋梁は犀川橋梁と伏見川橋梁となります。年が明けて天気も落ち着いたら、またレポートしてみるのでお楽しみに。

投稿: joker | 2008年12月30日 (火) 20時39分

愛知県の犬山橋みたいな形状ですね。
ちなみに犬山橋はご存知と思われますが、名古屋鉄道と一般道がmixされた
珍しい橋です。
この犀川橋梁も、真ん中を路面電車が走ってきそうな気配がします(笑)。

県北部?より我が街の中心部から播磨灘へと流れ込む、県内最長の清流『加古川』
を跨ぐ橋は数多いです。鉄道に関しては全てで3本だったと思います。
山陽本線の橋梁に関しては、2年程前まで『山陽鉄道』時代からのものを
補強して使っていましたが、洪水時の耐久の関係で加古川駅高架化・立体交差事業
と共に新たなコンクリート製の立派な橋に架け替えられました。
姫路の市川橋梁も山陽鉄道時代の加古川橋梁と同じような造りのかなり古い型で
洪水時にも危ない気がしますが、今も尚現役で新快速電車も時速100km近い
スピードで通過してます。一度超洪水で溢れそうな市川の上を221系か223系に
乗って通過したこともありますが…あの時は怖かったです。

投稿: ナベちゃん | 2008年12月30日 (火) 11時35分

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