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2008年5月16日 (金)

「金沢市歴史のまちしるべ」7

Img_85379z さて、現在の宮腰往還です。[中橋町(なかばしまち)]No130 宮腰往還を横切る3本の用水に架けた橋の中央の橋を中橋と呼んだことから。
北陸本線が高架になる前は、線路を越える陸橋があり、中橋陸橋と呼んで、空いた空間が遊び場になっていたり、勾配のゆるい地下道などもよく通った思い出があります。またちょうどこの位置に、金石まで行く北陸鉄道の線路が通っていました。起点の中橋駅もこの付近です。
Img_85381z 宮腰往還をまた西に跨ぎました。藩政期で言えばこのあたりから、いよいよ町地から北部の農地へと農業用水としても大いに活用されていた鞍月用水です。
[旧古道木揚場(ふるみちきあげば)]No509 藩政期には、宮腰(金石)から舟で材木を運搬し、陸揚げしたところなので。

Img_85384z ここはちょうど、鞍月用水大野庄用水が合流し、また右手樋俣用水と左手木曳川に分かれていく場所です。ふた筋が合わさるので水量も豊富で、往時は水のおかげで繁栄したところと容易に想像できます。そんなことを思い偲ぶのも楽しいですね。

Img_85389z 古道木揚場の写真の対岸、正面反対から見ると[旧大隅町(おおすみちょう)]No127 加賀八家のひとつ、(ちょう)大隅守の家臣たちが住んだ新たな屋敷地だったので。
鞍月用水、左大野庄用水の合流地点です。こんなダイナミックな場所だったとは知りませんでした。今でも舟を浮かべられそうですね。
しかし石碑が、ゴミ集積所になっているのはどうかと思いますww。
Img_85395z 再び線路をくぐって街中に向かいます。主要道の内側は入り組んでいて、地図の印はあまりあてにならなくなってきました。
[三社町(さんじゃまち)]No110 は、中央郵便局の裏でようやく見つけました。結局豊田白山神社の前でした。旧石川郡戸板郷三社村で、三社とは、この豊田白山神社の祀る白山神・菊理媛、八幡神・応仁天皇、春日神・タケミカヅチのことを指します。
Img_85403z 郵便局の前を渡って、また細い路地を巡ります。鞍月用水の前に高巌禅寺があります。[旧三構(みつがまえ)]No111 もと高巌寺前といいましたが、これを光岩寺前とも書き、のちに光岩前と略して「みつがんまえ」と呼んだことから。
ここもゴミ捨て場のそばです。。

Img_85409z ここは地図どおりでしたが、この位置では見落としてしまいがちです。[芳斉町(ほうさいまち)]No116 上杉景勝、松平忠直に仕え勇名を馳せた青木新兵衛芳斉が三代藩主前田利常に5,000石で招かれここに住んだことから。
後ろは旧芳斉町小学校です。金沢もドーナッツ現象で中心部に子供がいなくなり、4つの小学校が統合して中央小学校となり、伝統ある名の学び舎はいくつも消えていきました。
Img_85411z 表通りに出て、陽もそろそろ暗くなってきたので駆け足で参ります。
[旧英町(はなぶさちょう)]No123 もと安江木町の一部で、町内に英田広済寺があり、文政4年、町名改めのときにその一字「英」を使ったことから。

Img_85412z [旧白銀町(しろがねちょう)]No119 英町同様、安江木町の一角で、白銀細工師がいたことから。
十数年前まで、武蔵が辻と金沢駅を結ぶ直線の道路がなく、バスは全てこの交差点を通りました。以前は「白銀町」バス停でしたが、いつからか味気なく、新町名の「本町」になっていました。
Img_85416z 白銀町から武蔵へ行く途中、[升形(ますがた)]No508 宮腰へ繋がる道の要衝で、門と堀と石垣が配された「升形」(城の枡形門のようなもの?)があった。枡形は他にもあったが、ここだけが地名として残った。

Img_85418z とうとう暗くなってきました。本日の最後[武蔵辻(むさしがつじ)]No507 藩の重臣中川武蔵守の屋敷があったり、家柄町人武蔵庄兵衛や矢師の武蔵が住んでいたとか。
藩政期初めから現代に至るまで、交通・商業の要衝の地です。戦前までこの後ろは大きな田守呉服店があり、今はめいてつエムザです。左奥は丸越百貨店の覚えがありますが、その後ダイエーになり、閉店更地になってしまいました。武蔵は今は大規模な再開発中で、左枠外はでかいマンション、右奥は近江町市場が大規模な商業ビルとして工事中です。あと数年で様変わりする武蔵が辻は、新幹線開業に向けて準備OKです。

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