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2007年9月17日 (月)

「国絵図の世界」

久しぶりの地図ネタですが、ちょっと失敗したかな、というやつ。
二年前に柏書房から「国絵図の世界」とう厚くて重たくて高い本がでました。古地図マニアとしては、全国(古い国ね)の地図は全て制覇して、旧郡の掌握をしたかったので、これがAmazonのユーズドで半額で出てるとあっては、買わずにはいられませんでした。
Amazonに出展していた古書店から早速送られてきた厳重梱包を開けページを開いてみると、しかし僕の期待していた内容とは違っていました。つまり何折りかで開いて、中の文字まで判読できる。絵図の縮小版かといえばそうでなく、あくまで研究書というレベルのものでした。
「国絵図」とは主に、幕府が全国掌握のため各国に提出させていたもののことで、江戸時代通じておもに「慶長」「正保」「元禄」「天保」期に一斉徴収していました。城下図なども徴収し、それを江戸城の「紅葉山文庫」に収納し、幕末の官軍入城で官軍側に奪われ、会津若松攻略に利用されたのは有名な話です。
江戸城の絵図はそういったことから(火事も多かった)新政府でも散逸してしまい、現在国会図書館が保管しているものは全国分には至らず、各国が作成時に写しとして残していたものが、大名家老家の子孫などが保有していたり蔵に死蔵されていました。そういったものを最近になって調査・研究しまとめようと、市井の研究家たちが集まって一冊にしたのがこの本です。
ですから各国のページでも、その図が作られた経緯や作成者、年代による違いなどの研究は書かれているが、地図そのものとしての地誌的なものや現在との比較、美術的観点などが少ないように思えて残念です。まぁ今まで見られなかったものを網羅してみることができたので価値はありましたが、中の文字が読み取れないので、やはり一国一国復刻古地図を買って行くしかないと思いました。まだまだ探求の日々は続きます。。

国絵図の世界

国絵図の世界

著者:国絵図研究会

国絵図の世界

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