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2007年8月 8日 (水)

金沢城石川門「平成の大修理」

Img_25496s 金沢城の国重要文化財「石川門」は、昨年度から「平成の大修理」に入ったが、左右に延びる土塀の太鼓塀を補強する控柱を、江戸中期の形状そのままの姿に復元されることが決まった。
現在の斜めに地面に刺さった控柱は、確かにこういう形状の控柱を採用していた城もあるが、ここのは明治後期から昭和初期に、城内にいた旧陸軍に改造されたコンクリート製の柱の周囲に木の板で覆ったものだ。
世界遺産の暫定リスト入りを目指す県教育委員会は、その前提となる金沢城の史跡指定を得るためにも、今回の調査でわかった、上下二ヶ所の貫穴を介して、垂直に立てられた控柱の形状を、本来の木造構造によって復元することを来月文化庁に申請する。
Img_37162s 上の写真は今は工事中の石川門右方太鼓塀(延長148m)。来年度には下の写真の近年復元された鶴丸土塀のような垂直の控柱の構造になる(貫は3本でなく2本)。
実はこの構造の方が、能登半島地震の際に倒壊を免れる事例が多かったことがわかった。接続部分の多い組み方が揺れの衝撃を分散させるようで、文化財の耐震研究でも貴重な史料となる太鼓塀は、史実に忠実に復元することと相まって、歴史的価値が一層高まることとなった。いずれにしても金沢城の復元修復は、2014年の新幹線開業前を目標に、その全貌が序々に見えてきた。

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