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2007年5月23日 (水)

バラエティ マンガ書評 ⑫

長いこと更新しなかったけど、ちょっと忙しかったのと目立ったトピックもなかったので。そこで久しぶりにマンガネタを少々。
「からくりサーカス」を少年誌である「少年サンデー」で連載を終わらせた藤田和日郎が青年誌「ビッグコミックスピリッツ」で短期集中連載した「邪眼は月輪に飛ぶ」。月輪と書いて[がちりん]と読ませる。
「からくり」も後半はサンデーの誌面の後ろの方に沈み込んでたように、ホントはガチガチに子供に伝えたいドラマだったのに、画的にも大人にその読み手がスライドしていった感がある。そう、藤田和日郎の活躍の場は青年誌にこそ今は相応しいのかも。そこで登場した「邪眼・・」は、その眼で見られたものはすべて死んでしまうという恐ろしいフクロウを退治する物語。相変わらず荒唐無稽なストーリー立てだが、画面いっぱいに動き回る彼独特のキャラクターの迫力が、息をつかせぬテンポと相まって一気に楽しく読ませる短編だ。
本人も描いているうちに少し連載が延びてしまったというこの作品は、なぜフクロウを選んだかというあとがきも面白い。
さて、彼の青年誌をフィールドとしての適性を敏感に察した講談社が、「モーニング」に連載を依頼。今は「黒博物館スプリンガルド」を「からくり」ばりにダイナミックなエンターティメントとして提供しだした。また読んでみたいと思う。ところでうふじたかずひろうって僕と同い年だった。あんなに後退してるのに・・・。

邪眼は月輪に飛ぶ Book 邪眼は月輪に飛ぶ

著者:藤田 和日郎
販売元:小学館
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