« 犀川河畔の旅 0608 | トップページ | マイナーな旅? »

2006年8月14日 (月)

バラエティ マンガ書評 ④

「からくりサーカス」の最終巻43巻が出た。僕としては、久しぶりに少年マンガでストレートに感動できたマンガだった。
「少年サンデー」は、高橋留美子が好きでずっと購読してるが、最初この作品は飛ばし読みしてた(「名探偵コナン」は今でも飛ばしてる)。マンガ単行本は3,000冊近く所有してるが、いくらマイナー好きの自分でも、なんでもいいと言うわけにはいかない。そしてこれはたしか、古本屋で単行本の最初のほうを読んだのが始まりだったと思う。藤田和日郎の濃くしつこい描き込みの画面は、初めとっつきにくかったはずなのにストーリーを読み進めると、破天荒な迫力と緻密な世界観の作りこみに、われを忘れて引き込まれていった。(古本屋も著作権を侵害するばかりではないのですよ、作者のみなさん)そして単行本を買い揃え、蔵書のラインナップに加わったというわけ。
しかし現代の子供たちに、この計算されつくされたとしても、主人公たちの活躍の場が時代と場所を飛びすぎたり、凄惨すぎる破壊の場面がフクザツすぎたり、敵役の執念や複雑な関係が理解しにくかったりしただろうか、だんだんサンデーの中でも掲載が後半部に追いやられていった。しかし主題は最近になく判りやすく、「愛する者を守りたい」ということだし、物語のアヤも読者も望むであろう(そして作者が一番望んでいた)すべてがハッピーエンド、といった形に収斂していった。惜しむらくは、最後のほうはかなり駆け足で、二人の主人公、カトウマサルの再会の感動部分が描けてないとこか?とにもかくにも、最終巻は普段の1.5倍の厚さで価格はおんなじ、というサービス精神で発売された。この感動を皆さんもどうぞ。そうそう、やはり僕の元いとこが、連載時の途中を担当していたようです。エンドロールの担当編集者に名前が載っていました。

からくりサーカス 43 (43) Book からくりサーカス 43 (43)

著者:藤田 和日郎
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

エクセレントモデルからくりサーカス 才賀エレオノール[しろがね] Toy エクセレントモデルからくりサーカス 才賀エレオノール[しろがね]

販売元:メガハウス
発売日:2006/07/30
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 犀川河畔の旅 0608 | トップページ | マイナーな旅? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/4808/3045701

この記事へのトラックバック一覧です: バラエティ マンガ書評 ④:

» 便利な特許用語検索 [技術系社員のぼやき]
特許報償ガッポガッポ! [続きを読む]

受信: 2006年9月 1日 (金) 23時24分

» エクセレントモデルからくりサーカス 才賀エレオノール[しろがね] [1-kakaku.com]
少年サンデーの人気タイトル「からくりサーカス」に登場する謎のフランス人美少女「才賀エレオノール(しろがね)」を立体化。作品の迫力あるタッチを再現。足元の「あるるかん」にも注目。... [続きを読む]

受信: 2007年1月14日 (日) 22時23分

« 犀川河畔の旅 0608 | トップページ | マイナーな旅? »