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2006年8月

2006年8月29日 (火)

犀川河畔の旅 下流へ③

Img_31930s

いよいよ下流最後の橋[普正寺橋]だ。海はもうすぐ。
プレジャーボートの揚陸施設のある陸上保管所が自転車道を塞いでた。道に引いてある案内のラインは、ぐるっと避けて廻って橋を渡るように続いている。全く迷惑な話だ。


Img_31932s

橋のたもとはマリーナになっている。たまにこの脇の道「旧松任宇ノ気線」を通るときは、漁港だとばかり思っていたが(実際イカ釣り漁船もある)、レジャー用ボートでほぼ占められている。こういった船は幾らほどするのだろう。会社にも釣り好きが何人もいて、船を持っている人も居るが、維持費や係留費などもバカにならないんじゃないか?Img_31936s

振り返ると、一隻帰ってきて、今から揚陸するところ。クレーンで持ち上げている。これはメッタに見られない物を見た気分。福岡ドームを開閉するだけで100万円掛かるというが、これはどれくらいするかな? どうも贅沢だと思うものを見ると、費用が気になってしかたないなぁ。

Img_31938s

さて、とうとう河口に着きました!!ここまで家から1時間半。10キロをのんびり走りました。風が心地よかったものの、それでも汗だくだくです。元来た上流側を見ると僅かながら雲も見えるけど今日はほとんど快晴、陽射しはギラッと強かった。
長距離には向かない折りたたみの自転車なので、このあと戻りしなで、サドルが痛かったし、体力も限界だった。昔は一里野までママチャリで3時間で登っても平気だったのに、やはり歳とったのかな~。

Img_31939s

同じところから海側を望む。左手に海に500m以上突き出す堤防が見える。右奥が金石漁港だ。しかし潮のにおいは全くしない。まだ下の水は真水だからだろうか?ここらの水深は何mか気になるな。ザブン!と飛び込みたい気にさせる。



Img_31944s

ふむぅ、この堤防が有名な違法釣り人の集まる堤防だったんだね。厳重なゲートで仕切られてるのに、今日もたくさんの釣り客?でにぎわっている。しかし出入りは皆さん手馴れたもんです。道具を先に向こう側へ転がしたり投げたり。最後にわが身だけよじ登る。
どうせならこんな穏やかな日は開放すりゃいいのに。しかし一歩間違えると深い海の中。先の方で強い風にさらされたら、あまりいい気分じゃないと思うけど・・。其処までして釣りしたいと思わないなぁ。

Img_31958s

左手は砂浜が長く続いて、親子連れなど遊んでいたけど、もう盆も過ぎると海水浴客ってのはとたんに居なくなるみたいね。しかもこのへんは写真のようにテトラポットを長く連ねて、沖が見えないし風情もなにもあったもんじゃない。
しかし太陽の光を反射して輝く夏の海を久しぶりに撮ったんじゃないかな。帰ると足がガクガクで2キロほど減ったけど、行ってよかった。でもこんなのんびりしている場合じゃないんだけど、本当は・・・。

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2006年8月28日 (月)

犀川河畔の旅 下流へ②

Img_31905s やっと今日の中間地点、あと4キロほどとなったけど、このあたりから標高差が少なくなり、犀川も流れがゆるく、また水の量も多くなった。風が河口から吹いているので、川面はまるで逆流しているように少し波立っていた。建物も高層物がなくなり、海が近いことを感じさせるね。背の高い大木が一本、川原にポツンと立っている。その向こうに見えるは[二ツ寺橋]

Img_31907s [赤土橋]。外環状道路海側線の橋だ。つまり一番新しい橋、いやいや、山側線の[崎浦大橋]が一番新しいはずだね。ここ数年で犀川の橋も増えたよ。




Img_31912s ここらはもう川原というものはほとんどなく、ゆっくりと流れているだけ。自然のままのように見えるけど、一応護岸工事はしてある。こうやって観ると、自宅近くの中流域が一番人工的に見えるのかな?
うむ、今腕を見ると、結構焼けちゃったカナ~?


Img_31917s 土手の外側は田圃が広がっている。9月に入ったらすぐ刈り取りだな。今年は水害も各地で多く、被害もあったでしょうが、石川県の作柄は幸いにも[良]という結果のようです。まさに「実るだに、首の垂れる稲穂かな」ですな。



Img_31920s いよいよ河口が迫ってきました。その前に「安原川」と合流しときますか。向こうに見えます。上の橋は[犀川橋]。漢字ね。旧松任宇ノ気線の橋だけど、[赤土橋]同様、上下線で2本の橋だが1本は架け替え工事中。土台だけが画面外左側に川から出ています。


Img_31926s 河口に近づくと、プレジャーボートというのか?対岸の「健民海浜公園」側に数珠繋ぎになっていた。ここから海に出て、好きなだけ魚釣りしたいらしい。この自転車小旅行に比べたら、なんと優雅なことでせう。



Img_31929s_1 (作られた)中州にコアジサシ?もっと野鳥も居てもいいと思うのに、出会った鳥はあと鴨の群れ数羽だけでした。暑すぎて動いてないのかな。
明日はいよいよ河口篇です。







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2006年8月27日 (日)

犀川河畔の旅 下流へ①

Img_31878s 8月最後の週末、まだまだ暑い日だったが、また当分動けないかも知れないので意を決して犀川に出た。今日で下流行きの続きから、一気に海まで出てみよう。丁度家の前の川原に、河口から10キロのキロポストがある。片道10キロをゆっくり自転車で下る。
前回下流行きは、北陸本線の鉄橋までだったからその続き。[大豆田大橋]だ。大豆田と書いて[まめだ]としか読まない。このあたりの川原は幅が広くて、何面もスポーツ用グラウンドが取れるので、今日も野球やサッカーなど、夏休み最後の日曜を楽しんでいるチームがあった。花火大会も、以前は家に程近い[大桑橋]傍でしていたが、数年前から市街により近いこの周辺となった。
Img_31879s [若宮大橋]だ。夏休みは子供のころよく川原で遊んだものだが、今日は暑すぎるのか、この子たちまで全く出会わなかった。[桜橋]周辺だと、焼き鳥の「秋吉」の出張バーベキューのサービスを受けていたグループがいたよ。それ以外だとジョギングをしている人など、川原に居るのはほんとにまばら。まぁそのほうが、こんなふうに時々立ち止まって撮影するのになんの気恥ずかしさもなくていいけど、僕の行動はホントにマイナーなんでしょうねぇ。

Img_31881s 今日もアオサギを撮る事が出来た。自然の中洲に緑多い川原、魚や虫も豊富なオアシスだ。しかしその割にはあまり数が少ないと思う。犀川は言うほど鳥類は少ない感じがする。








Img_31885s 向こうに見えるのは[示野中橋]。このあたりは川の土手間の幅も広く川原も昔の護岸工事のあと草木を延ばし放題、下に降りるのは難儀なところだ。だんだん人の踏み入れないところが増えてきた。その代わりでもないが、この自転車道は結局河口まで続いている。ところどころに、犀川神社[河口より8キロ地点]より何キロ、と地面に表記してある。

Img_31896s 今度は北陸自動車道・国道8号の下まで来た。[さいがわ橋]と言う。ここで下まで降りられたので、橋越しに県立野球場を見る。その下が伏見川との合流地点だ。前にも書いたかな。川原へ降りていると、街の騒々しい音、特に車の音などほとんど聞こえなくなる静かな空間だ。うそだと思うなら来てみるといい。

Img_31899s 右手が西部緑地公園の[示野橋]。斜張橋のようだが単なるデザインだろう。先日の増水では、ここが警戒水位、避難準備の連絡が入ったところだ。たしかにここまでから比べると川幅が狭くなっている。
今日は陽射しは強かったが、終始海よりの風が時折心地よく吹いていたので、汗の量も思うほどではなかった(それでもタオルは首に巻いていたが)。リュックは後で見ると塩を吹いていた。
レポートは明日に続く?

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2006年8月26日 (土)

金沢市「洪水避難地図」

Bousai2 先日やっと、我が家に金沢市発行の「金沢市犀川・浅野川 洪水避難地図」が配られました。100年に一度の大雨による氾濫予想に対するハザードマップです。
三つ折の中を開くと、石川県が策定した「浸水想定区域図」をもとに、土砂崩れなど被害が想定される危険区域・浸水深度予想メッシュ・主要幹線道に学校など避難場所・交番や消防分団など、校下および周辺が詳しく地図に描かれています。まぁ自宅のすぐ傍に「菊川町小学校」と、下菊橋傍の交番・消防分団があり、迷う心配などありゃしないのだけど、いざとなったらお前のところは浸水するのだぞ、と図示されてるのはわかっていたから、早くちゃんとしたものよこせ!と思ってましたので。。。
ただ、この間の大雨のときもそうでしたが、よっぽどのことが無い限り、堤防の高さまで犀川は溢れないとは思いますが。。川を図式した避難水位の基準も載ってますが、先日は「通報水位」。下菊橋に水位計があり、1.1mで川原のコンクリ道すれすれ。「警戒水位」1.4mで[避難準備]連絡がある。示野橋では先日これで、あちらでは3.0mだった。「特別警戒水位」[避難勧告]2.0m、[避難指示]のある「氾濫の恐れのある水位」は2.8m。ただ、警戒水位では川原に水が溢れるわけだがその幅は広く、一気に水位がそこから上がるのは考えにくい。しかし去年の福井の例もあるので、楽観はしてませんが。
金沢市では、携帯やパソコンにメールで防災情報を送る「金沢ぼうさいドットコム」を実施しています。先日も逐一警戒情報が入ってきたから、市内の方は場所を問わず登録されるとよいです。この間で一気に登録数が増えたそうです。平時は気象の注意報や警報も送ってくれます。

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2006年8月25日 (金)

結局減りました!

Planets 国際天文学連合(IAU)のプラハでの総会で、二転三転した惑星の数だが、結局冥王星をはずした8個ということで収まった。天体観測技術の進歩がもたらした皮肉といえようが、だいたい物理的自然の摂理がもたらす大宇宙のこと、人間の思惑や基準など、全く関係ない。人類がどう呼ぼうが、そこにその天体があることに変わりないし、また人類未発見の天体や物理的事象など、まだまだ大宇宙には判らないことが数多くある。宇宙のわずかな一点の太陽系のことも判らないのだから、他の惑星系でどんな惑星が揃っているか、それも太陽系の基準で考えるわけにはいかないのは当たり前だろう? そんなせせこましいことで、天下の天文学者が1000人も集まって、何日も自らの利害・思惑に駆られて喧々諤々するのはどうかと思った。
自然科学が好きで、天文も興味はあるが、時間と距離を凌駕する果てしない宇宙のスケールの前で、また人間の小ささを感じた出来事でした。

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2006年8月20日 (日)

ちょっとしたトラブル、その他

今日、ちょっとしたトラブルなど、徒然なるままに。。。。
数日前から自宅のパソコンでメールの送受信が出来なかった。「ぷらら」に入っているのでここ最近のインフォメーションメールを見てみると、「ぷらら「Outbound Port25 Blocking」の適用拡大にともなう「メールの送信が出来なくなる」場合の対処につきまして」 とある。
ムムっ、なんかプロバイダの方でトラブルでもあったかな? と思ったら、よく読んでみると迷惑メール対策として、外部メールサーバー利用者に設定変更を促していた。自分は対象外だ。すると何が原因だろう?アカウントを再設定しても変わらない。そこで思いついたのが「ウイルスバスター」パーソナルファイアウォールの設定だ。よくよく調べてみると、CATVやダイアルアップの設定になっている。ウイルスバスターはアップデートするとかなり勝手に設定をデフォルトに戻すときがあるやに聴いたことがある。早速ブロードバンドに変更すると、おやっ、エラーになってしまった。再起動したり、ウイルスバスターを終了させたりしても、OutlookExpressの送受信はエラーのままだ。念のため最近起動していないWin98のサブマシンを立ち上げOEを起動すると、問題なく送受信できるので「ぷらら」のメールサーバーはOKだ。やはりどうやらウイルスバスターに原因があるようだ。せっかくの日曜の午前なのに、結構時間を費やされてしまった。この後サポートセンターに電話して、完全アンインストールしてから再インストールすると、メール環境は無事復活した。対応も丁寧ですぐ返事もあったのでなんとか早い解決となったが、だいたいウイルスバスターがクライアントパソコン自体のいろいろな部分に影響を与えすぎる。以前もパターンファイルのエラーがあったりして、ユーザーに多大な迷惑が掛かったこともあった。今回の原因は実際はよくわからないが、なんだかPCの中を我が物顔でうろつかれているようで、いい気はしなかった。
午後はいろいろしたいことがあったが、1時から5時ごろまでテレビの前に釘付けとなってしまった。今年初めて高校野球の試合を全て通しで観たが、まるで歴史のページの生き証人になったような気分だ!! だって引き分け再試合、しかも決勝のなんて、一生に一度見られるかどうかですよ・・。37年前「三沢」vs「松山商」太田幸二(わが近鉄OB)以来で、早実の斎藤くんの最後15回の力投は感動だし、王監督も喜んでいるでしょう。明日は残念ながら観られないが、ホント両校優勝でもいいんじゃないかってくらい。今年の高校野球は感動する試合が続いて白熱した。雨中もなく土日で準決と決勝、視聴率もよかったろう。昨日の夜、日テレ系のG戦が21時前にいいところで放送終了したのと対照的だ。
夕方になって大桑のショッピングセンターに買出しに行ったが、そこで交通事故を見てしまった!!「パーン!ガチャガチャ!」といういやな音がしたので右を向くと、白い軽に乗った若い母親が、自転車の女性を撥ねてしまっていた。見通しのいい直線を自転車が横切っただけだから、全く前を見ていなかったんだろう。子供の泣き声がするので子供を巻き込んでるのか?と思ったが、加害者の車の後部座席で小さな女の子が泣いていた。はねられた人は道に座り込んでタオルで口を押さえている。すぐに何人か寄って介抱したりしていたので、ちょっと遠巻きだったから野次馬然とはしたくなかったのでその場は去った。買い物から戻るとまだ警官が6人くらいで処理していた(6人も必要か?)が、被害者は大丈夫だったろうか。
なにかといろいろあった日曜だった。。。

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2006年8月19日 (土)

真夏の遺跡めぐり

Img_31809s 今日は暑かった! 外へ出ると溶けるようだった。36度だったようだ。冬は温暖化で雪も減ったと言えど雪国の端くれ金沢だが、夏は太平洋側にも負けない暑い日が当たり前だ。予報では8月一ヶ月真夏日が続くらしい。
そんな日に何を思ったか、前回埋蔵文化財センターへ行った勢いで、市内の縄文遺跡を廻ることにした。野々市町の[御経塚遺跡]と金沢市内新保本の[チカモリ遺跡]だ。両者は直線で1キロほどしか離れていない。僕の普段活動する行動半径にも近く、今まで行かなかったのがおかしかったくらいだ。
国道8号脇にある[御経塚遺跡]は、実際は公園化したエリアよりさらに広く、国道を含めた周辺部も、発見された昭和29年より平成8年まで27次に渡り発掘調査された、縄文時代後期~晩期(3500~2300年前)の大集落の跡だ。
Img_31813s北陸で縄文時代後期の集落発掘の先駆けで、発見された土器は「御経塚式土器」として基準とされた。公園化にあたって10棟の住居跡と1棟の復元住居を造り、発掘土壌の花粉分析を基にして、当時の植生を復元するように植栽した。
住居跡になっている穴のくぼみに沿ってコンクリートが埋め込まれているが、風雨の浸食に耐えるためとはいえ、ちょっと公園化が人工的すぎやしないかとも思う。林はいろいろなセミの合唱で、耳鳴りのようでクラっときた。倒れる前に、次いってみよう。。。
Img_31821s 新保本の[チカモリ遺跡](旧称八日市新保遺跡)だ。ここも年代は3000年ほど前の縄文後期~晩期だが、なにより前回書いたとおり、巨柱根が数多く発見されたことで有名となった。特に丸太だけでなく、半円形に半裁された木柱が250点以上見つかった。これを当時一体どのように加工したのか想像をするのもムツカシイだろう。

Img_31826s こういった形で並んでいたようだが、どういった建物であったかまだまだ仮説の域を出ていない。しかし真円で線対称に配置されており、円の描き方、直角を既に知っていたと考えられる。




Img_31872s 敷地内に、[埋蔵文化財収蔵庫]があり、発掘された土器・石器類が展示されている。そして出土した木柱類も水槽の中で保存していた。実はこの木柱は主にクリなどであり、タンニンなどを多く含み耐湿性がよいので今でも高級建築材として使用されているほどだが、すると古代の人々がそれを知っていたことになる。
しかしやはりここを訪れる人もまばらで、受付で記帳しなければならないが、今日は午後2時の自分で二人目だ。中でもらった白黒のパンフに、半裁加工の想像図が載っていたが、石の楔(くさび)を大人数で打って割っている。そうかもしれないが、だとすると江戸時代の城の石垣用に大石を割る方法となんら変わらない。人類は縄文時代で既に人力で出来る進歩は終わっていたのか??
Img_31870s 再度表に出て、バルタン星人の接写に成功! 虫でも目にピントを合わせにかかるのはやはり性(さが)か?
足元がごぼごぼすると思ったら、イガグリを踏んでいた。ここも当時の植生を再現しているようだ。まだ緑だが、もう既にイガグリがそこかしこに落ちている。秋はもうじき・・と思うがジリジリとした暑さだ。。。 もう帰ろう。

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2006年8月17日 (木)

ギャグ「日本沈没!」

「日本沈没」、映画ご覧になりましたか?僕は結局行けませんでした。小松左京のこの作品は、30数年前のTVドラマ放映時は大きなブームになりましたね。鹿児島県だけ綺麗にぶくぶくと沈没した日本の映像が写ったときは、不思議でなりませんでした。今回の映画は昔と違ってCGも多用して迫力あるものとなってぜひ観たかったのですが、でも[昔の名前で出ています]的なものに、まだ日本映画が頼っている現実はちょっと嘆きますよね。
さて、今回の映画にマンガ界も実は盛り上がっていて(小松左京が実は最初マンガを描いていたって知ってましたか?)、この「日本沈没」をオマージュしたアンソロジー本が「徳間書店」から[日本ふるさと沈没]として発売されました。表紙を描いた鶴田謙二を始め、21人のマンガ家が自分の出身地が沈没するという設定で、ギャグ満載の短編集となっています。石川県は「米村孝一郎」。ホビージャパンやウルトラジャンプなどにSFを描く作家ですが、金沢を舞台に泉鏡花の「山海評判記」をもじったちょとしたファンタジーになっています(これ以外は全編ギャグと言っていい)。「いしいひさいち」「岡山沈没」は久しぶりに大笑いさせてもらった。日本人って実は今でも他県人と反目する心がどっかにあるんだろうね。
小松左京公認とあるが、「しかし、こんなふうには沈まんっ!!!」という中身を皆さんもぜひ見てみてください。自分の県がとんなふうに沈むかな?

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著者:鶴田 謙二 他
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2006年8月16日 (水)

美咲「めぞん一刻」 来春放映!

高橋留美子の「めぞん一刻」が、来春テレビ朝日系で実写ドラマ化される。そのヒロイン[響子さん]伊東美咲がきまった。
連載が終わって20年近く経つし、TVアニメも原作に忠実に完結した(LD24枚組BOX持ってるが遺産だね)が、実写映画も石原真理子主演で20年前にすでに作られてるのに、いまさら何を持ってして「めん刻」なのか判らないが、[響子さん]が伊東美咲であることに、両方のファンから賛否両論喧しいようだ。
いわゆる「月9」を席巻してる伊東はスレンダーでモデルそのもの(実年齢はもう29歳)だが、20代中盤でもう未亡人で落ち着いた雰囲気のふくよかな響子さんとは、どうにもイメージが正反対だという(かといって石原真理子はどうだったかというと、当時論評すら避けられてた)。僕も伊東美咲は美人だとは思うが、石原真理子バリの大根が予想され、懐かしい思い出の作品を、もうあまりいじらないでほしい、と言ったところか。
最近それこそ「月9」クラスのドラマはマンガ原作に依存率が高く、その割りに原作のイメージやストーリーなど軽視しているのが多い。ただ採用している作品もまだまだ佳境にも入っておらず、その上でドラマを1クールで完結するのだから原作軽視も無理は無い。ドラマになってから人気の出たマンガも少なくないし(「弁護士のくず」や「CAとお呼び!」などか?)、提供する出版社も相乗効果を織り込みスミなのかな。
そんなもんだから原作重視を期待するのはムツカシイが、この作品は特に、旧い根強いファンが多いだろうから制作側もよくよく考えて作ってほしい。視聴率がよければ単発で何度か続けるようだし、なんと主人公[五代くん]一般公募するという。なんとか見られたドラマになってくれればいいけどネ・・・。

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2006年8月15日 (火)

マイナーな旅?

Img_31749s 今日14日を最後に、しばらく篭るかと思うので、午後から出かけることにした。
「石川県立歴史博物館」で開催されてる、「伊勢神宮の神宝」展。20年ごとの式年遷宮を平成25年に控えて、すでに昨年から一連の遷宮行事が始まっている。作り直されるのは建物ばかりでなく、装束や調度など神宝類も全て新調される。用が済んだ前回のものは、明治以降になって下げ渡されるようになった。そういったものが今回北陸で初めて公開されることになり、ぜひ見てみたかった。装飾の素晴らしい古代の直刀である「須賀利御太刀(すがりのおんたち)を始め、御高機(おんたかはた)という機織機の精密な模型や金銀銅組になった調度類など、けっして多くはなかったが格調高い品々が展示されていた。こうやって伝統の工芸技術が連綿と伝わってきた日本を誇りに思ってほしいのだが、夏休みの最中というに、入場者はポロポロとしか居ない。7月29日から始まってるのに入場券の通しNo.は2109番だった。どうも僕は見学するところもマイナー好きらしい。
Img_31789s そこでその足で、かねてから行きたかった「石川県埋蔵文化財センター」へ向かった。家からわりと近く、野田から別所へ登って内川小を左へ下っていけば着くのだが、いつのまにこんな立派な道が出来たんだろうというような、山間の太い道と大きな橋の脇にあった。ここでは県内7000箇所の発掘現場から見つかった古代遺跡の埋蔵物を展示・管理・研究を続けている。石川県は、地元民こそあまり重要に感じてないが、たとえば新保本のチカモリ遺跡などは、青森県の三内丸山遺跡で有名になった高層巨柱建造物の柱の跡が、国内で数少ない例として存在するなど、能登の縄文真脇遺跡他とともに、貴重な遺跡群が数多い。
Img_31760s 今日は丁度、「古人の装いと彩り」展が開かれ、勾玉など装飾類とともに、糸枠や機織機まであった。伊勢神宮展でもあったように、機(はた)、つまり衣類にまつわるものは、古代より重要なもとのされていたのが感じられる。撮影禁止とは書かれてなかったので、室内でも平気に撮影したけどいいのかな?

Img_31761s 常設展示室。県内7000箇所から出土した土器や石器など、時代と形式別に分類されている。一部の破片は、実際に手にとって違いを見分けることが出来るようになっている。弥生時代の土器の縁には、装飾のスジだけでなく、現代の器に通じる厚みの調整がされているのもわかって驚いた。
石川県の大きな地図に、電飾とモニターで遺跡の位置と具体的な映像・解説がプログラムされていて、老夫婦が熱心に話しながら操作していたのがほほえましかった。
Img_31766s
外へ出ると、縄文竪穴式住居をはじめ、年代の違った素朴な復元住居が並んでいた。奈良時代の家に入ってビックリ! 暗い中に人が居た! どの建物にも家の真ん中で炭火を焚いていて、火の管理をしているのだろう。暑いのにご苦労様である。 毎年体験学習用に、縄文竪穴式住居を復元制作するときがあるそうだが、そのとき使う[茅]を室内に保存していた。琵琶湖の[茅]だそうだが、作るときもわざわざ琵琶湖畔の農家の人が手伝いに来るそうだ。琵琶湖の茅も年々減っていると聞く。貴重な材料を使った体験学習を、今の子供たちにも充分理解してほしいのだが、ここも夏休みというのに入場者が極端に少ない。子供など皆無である。将来が心配だ!!
Img_31796s 最後に埋文センターから犀川の谷に下りてきた。「滝亭」のあるところだ。写真の左に見える。貝殻橋から3キロほど上流だ。この辺までの川沿いの道は、あるようでない。あっても農道で、一般立入禁止ときた。やはり後日もう一度チャリで来る必要がありそうだ。まだまだ犀川沿いの探求はこれからだ。

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2006年8月14日 (月)

バラエティ マンガ書評 ④

「からくりサーカス」の最終巻43巻が出た。僕としては、久しぶりに少年マンガでストレートに感動できたマンガだった。
「少年サンデー」は、高橋留美子が好きでずっと購読してるが、最初この作品は飛ばし読みしてた(「名探偵コナン」は今でも飛ばしてる)。マンガ単行本は3,000冊近く所有してるが、いくらマイナー好きの自分でも、なんでもいいと言うわけにはいかない。そしてこれはたしか、古本屋で単行本の最初のほうを読んだのが始まりだったと思う。藤田和日郎の濃くしつこい描き込みの画面は、初めとっつきにくかったはずなのにストーリーを読み進めると、破天荒な迫力と緻密な世界観の作りこみに、われを忘れて引き込まれていった。(古本屋も著作権を侵害するばかりではないのですよ、作者のみなさん)そして単行本を買い揃え、蔵書のラインナップに加わったというわけ。
しかし現代の子供たちに、この計算されつくされたとしても、主人公たちの活躍の場が時代と場所を飛びすぎたり、凄惨すぎる破壊の場面がフクザツすぎたり、敵役の執念や複雑な関係が理解しにくかったりしただろうか、だんだんサンデーの中でも掲載が後半部に追いやられていった。しかし主題は最近になく判りやすく、「愛する者を守りたい」ということだし、物語のアヤも読者も望むであろう(そして作者が一番望んでいた)すべてがハッピーエンド、といった形に収斂していった。惜しむらくは、最後のほうはかなり駆け足で、二人の主人公、カトウマサルの再会の感動部分が描けてないとこか?とにもかくにも、最終巻は普段の1.5倍の厚さで価格はおんなじ、というサービス精神で発売された。この感動を皆さんもどうぞ。そうそう、やはり僕の元いとこが、連載時の途中を担当していたようです。エンドロールの担当編集者に名前が載っていました。

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2006年8月13日 (日)

犀川河畔の旅 0608

Img_31681s 最近の超多忙で、更新が半月も出来なかった。いちおう盆休みに入ったけど、気分はまだ仕事中。夕方前仕事から戻ってきて、ちょっと気分転換に自転車で暑い中犀川上流を目指す。
去年で途中になってた河畔の旅の続きだ。
金沢の街中を流れる、[浅野川のおんな川に対して]おとこ川と言われる犀川だ。街中は護岸工事がだいぶ前に済んで人工の川原の芝生も鮮やかだが、先日の大雨の時はこの土手のところまで水量はギリギリだった。普段は歩いて渡れるほど、こんなに少ない。
Img_31683s 家の前の[上菊橋]から、下流を眺めると1枚目、上流は2枚目の写真だ。今日はちょっと霞んで左側に見える医王山もおぼろげだ。




Img_31746s そこから僅かに2キロ上流に上っただけで、風景は一変する。鮎釣りの好適場にもなるが、川原は岩場に緑深い原生林が続く。さらに上手に春開通した[山側環状]の長大な橋が見える。その右袂には広大なショッピングセンターが実はある。自然と人間生活が入り組んだここは充分街中なのだ。






Img_31696s 前回ここまでとした、[大桑貝殻橋]だ。さらに1キロ上ったわけだ。この周辺の川原で貝塚が見つかったことから貝殻橋という。このへんは化石なども見つかる、子供たちの自然教育に利用される場となっている。



Img_31693s 橋から下流側。左手のひな壇から、毎年鮎の稚魚を子供たちの手で放流させている。今年は春涼しかったものの、犀川の鮎は豊漁のようだ。




Img_31687s 貝殻橋の上手の岩場では、この暑い最中、太公望たちが糸をたらしていた。この岩場から化石が良く見つかる。大きな岩盤を川の水が洗ってここまで浸食する。水の力には驚かされる。



Img_31720s 実は左岸をさらに上流に進んだのだが、高台と犀川にはさまれたこの空間は、一面の水田と梨畑だった。行き着いた先、一段上に登っても、田圃で行き止まりだった。上流探検は、今日はちょっと阻まれてしまったが、またいつか対岸からでも始めたい。写真はのどかな田圃と愛車の[爽]である。大切な人に名づけてもらった。
Img_31736s 最後には、このあたりで虫観察。夏も盆になると、トンボが乱舞しだした。ギンヤンマ?が小さい虫を捕食しているところ。今日は虫を撮るつもりがなかったので、マクロレンズを持ってこなかった。また近いうちに虫と花を撮りに歩こう。でもこの休み、外に出られるのはもうない?

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