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2005年10月15日 (土)

今、平田弘史が熱い!!

みなさん、「平田弘史」という劇画家をご存知でしょうか?漫画、こと劇画の世界では「さいとうたかを」のみにあらず、時代劇画を描かせれば右に出るもの無し!という存在です。貸本時代の約40年前から描き続け、彼の劇画界へ入る数奇なきっかけ(元水道ポンプ屋)、極端な寡作(貧乏になったら描く)など、伝説的な人物ではありました。しかしここ数年の旺盛な創作活動、出版各社からの多くの復刊・単行本化によって今、熱く再注目されているのです。
氏の時代劇画は、妥協を許さぬその残酷なまでの描写力(昔の武士道は確かに掟などに厳しく、テレビ時代劇がアマアマである再認識)、下級士族たちの執念の生き様、そしてその中にも光る一筋の人間愛など、かつての日本の確かにそのときあったはずの人々の姿が、なんともリアルに描かれているところが魅力なのです。本当の時代劇がここにある!本宮ひろ志など、氏に影響を受けた漫画家も数知れず居ます。
僕は十数年前に講談社の「アフタヌーン」でCG作画掲載された「新・首代引受人」の凄惨な描写に驚愕し、また誠を貫く人間愛に涙し、感激しました。それから当時、氏の単行本で買える物は買いあさり、中野の「まんだらけ」で展示してあった50~60cmほどの直筆画の前で動けなくなり(たしか70,000円ほどか?今にして思えば買っておけばよかった!)、しかし寡作のためそれ以上得るものあたわず、といった状態でした。
最近の復刻ブームはうれしい限りですし、新作も毎月のように描かれていて楽しみなのですが、いつまたへそを曲げて、「もうかったからしばらく描かん!!」と言い出さないかヒヤヒヤです。
単行本は[青林工藝舎][マガジン・ファイブ][リイド社]などから、連載はリイド社の[乱・TWINS]に「黒田・三十六計」が掲載中です。氏のHPも、独自の宇宙観や得意な電気・機械工作についても書かれているので、ぜひ立ち寄ってみてください。

駿河城御前試合―南条範夫原作集 (下巻) Book 駿河城御前試合―南条範夫原作集 (下巻)

著者:平田 弘史
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