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2005年10月16日 (日)

マイナー漫画家自慢? PART①

ちょっとカゼ気味で今日一日外に出なかったので、ブログを書くのを続けて漫画の話にします。
漫画蔵書は家に2500冊はありますが、その多くはあまり有名でない?(漫画の世界では有名だよな)いや一般的でない作家の本です。僕の周りの知り合いも結構マイナー好きで、マイナー所有自慢でもないですが、それらをときどき取り上げたいと思います。
第一回目は「花輪和一」。(うわっ!いきなり濃い!)彼も歴史物というか古典?に題を求めるものが多いのですが、しかしなによりその独特な世界観とおどろおどろしい描写。初めて彼の画を見た人はその気味の悪さに思わず本を閉じてしまうかも知れません。(「朱雀門」など)しかしよくよく読み進めると、そこはかとなくストーリーは清涼・洒脱・軽快、こっけいでもあり読後感は決して悪くなくスッキリとしている。そしてよく名もない少女を主人公にしているが、彼女の目を通して、なにものか判らないけど光るものがあの世界の中に見える気がしています。
また、「コロポックル」などメジャー誌向けに描いた物は、気味悪さを押さえメルヘンファンタジーにさえなっています。
しかしなにより、彼の運命を変えた事件があり、その後の作風にも大きな変化が見られたのは・・。
実は1994年に、改造拳銃所持の容疑で逮捕、約2年の服役という事件があり、彼の漫画家生命も終わりか・・と思ったのですが。ところがなんと彼は出所後に、その刑務所暮らしの2年間を克明にかつ淡々と、一切を漫画化したのです。「刑務所の中」と題したその本は、日々の食事や作業の様子、服役囚の行動制限など、今までビジュアル的に一般人が知りえなかった事実を、漫画家であることを最大限生かして描写しました。そして当時一部でセンセーションを巻き起こし、山崎努を彼に見立てて映画化もされました。また今では、拳銃を持ってしまったころの行動と精神的な様子を、彼の得意な中世の少女の描写と複雑に絡めて「刑務所の前」としてビックコミックオリジナル増刊に連載していました。
特異な花輪ワールドに踏み込んで見たい方は、ぜひ覗いてみてください。

刑務所の中 Book 刑務所の中

著者:花輪 和一
販売元:青林工芸舎
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刑務所の中 特別版 DVD 刑務所の中 特別版

販売元:ジェネオン エンタテインメント
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