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2005年8月 8日 (月)

金沢城 探訪①

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地元の金沢城を専門的観点から見ていきます。あまり観光される方からは興味のないところかもしれませんが、なにせジモティなので、あたりまえのところを言っても仕方ないもので・・。本日暑いさなか街へ出ました。21世紀美術館も出来、信号の優先順も変わった(歩行者のみのタイミングができた)広坂交差点から、城方向に一際目立って見える、4段の石垣。金沢城の一番高いところとなる、辰巳櫓跡です。城域の南東角、本丸脇の東の丸のここに、二層二階の重厚な櫓が建っていました。しかし2度の大きな火災に見舞われ宝暦9年(1759年)以来建っていません。金沢城はこと火災については悲劇的に罹災し、天守は関ヶ原早々の1602年罹災。以来三階御櫓で代用。以降城内は何度も火災にあい、江戸末期に再建していた二の丸御殿も明治時代に焼け、主だったものは有名な石川門続櫓と三十間長屋のみとなってしまいました。明治時代から城域は一環して国のものとなり、戦前まで陸軍第9師団司令部、戦後は金沢大学の敷地となり、城内は金沢市の真ん中にありながら、市民には縁遠いものとなっていました。平成8年にようやく、大学の郊外移転にともない県に城域が払い下げられ、金沢城公園として橋爪門続櫓、五十間長屋菱櫓など復元が開始され、市民の憩いの場として整備されつつあります。写真の辰巳櫓跡なども復元の検討に入っていますが、この4段の石垣の築かれた年代に差があり、また上部の強度の脆弱さから、かなり難しいこととなっています。石垣は野面積に近い?打込接ぎ。近代に作られたであろう階段もいくつかありますが、そのどれも上がったところにフェンスがしつらえられ、立入禁止となっています。城域はまだまだ整備がこれからですが、石垣の段上も気軽に登れるようお願いしたいものです。ちなみに写真最上段は本丸側から辿りつくことができ、城域最高部から見る金沢市内の様子は絶景です。

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